2級電気工事施工管理技士の過去問
令和元年度(2019年)前期
1 問4

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和元年度(2019年)前期 1 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

直流専用の指示電気計器として、適当なものはどれか。
  • 永久磁石可動コイル形計器
  • 可動鉄片形計器
  • 熱電形計器
  • 電流力計形計器

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この過去問の解説 (3件)

01

適当なものは、1 です。

電気計器の多くは、指針をどのように駆動させるか・どのように値を検出するか、といった動作方式で分類されています。

永久磁石可動コイル形は、固定された永久磁石の磁力と、測定対象の電流を可動部のコイルに流して発生する磁力との作用を利用しています。
固定部が永久磁石であり磁力の方向が一定なので、可動部も磁力の方向が一定である直流専用の計器となります。

これに対して2・3・4 はその原理上、直流専用ではありません。

可動鉄片形は、固定されたコイルに測定対象の電流を流し、その中に置かれた鉄片を磁化することで動作させます。

熱電形計器は、熱電対により生じる熱起電力、つまり熱線に測定対象の電流を流して生じる温度上昇を利用したものです。

電流力計形計器は、固定コイル・可動コイルの両方に測定電流を流し、両者の磁力の相互作用を利用するものです。

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02

正解は1です。

1 .永久磁石可動コイル形計器 → 適当です。
永久磁石などで発生した磁界中のコイルに電流を流すとトルクが発生します。このトルクを利用した直流専用の計器です。

2 .可動鉄片形計器 → 不適当です。
コイルに発生した磁界中に軟鉄を置くと磁気誘導作用がおきます。この作用を利用した直流、交流両方に使用できる計器です。

3 .熱電形計器 → 不適当です。
熱電形計器は測定電流を熱線に流し、このとき生ずる熱を熱電対で熱起電力に変換して駆動します。直流、交流両方に使用できる計器です。

4 .電流力計形計器 → 不適当です。
固定コイルと可動コイルの二つのコイルに電流を流すと、それぞれのコイルにトルクが発生します。このトルクを駆動トルクとして利用した計器です。直流、交流両方に使用できる計器です。

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03

1.適当です。
永久磁石可動コイル形計器は感度が良く、外部磁界の影響が少ないです。
なので、直流専用になります。

2.適当でないです。
直流交流どちらでも使用できます。

3.適当でないです。
直流交流どちらでも使用できます。

4.適当でないです。
直流交流どちらでも使用できます。

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