2級電気工事施工管理技士の過去問
令和元年度（2019年）前期
2 問28

正解は　2 . 定温式スポット型感知器 になります。
感知器の周囲の温度が上昇し、一定の温度になったときに感知するものです。


ほかの答えについて
1 . 差動式スポット型感知器（熱を感知するもの）
感知器の周囲の温度が上昇するにしたがって、内部の空気が膨張して感知するものです。

3 . 光電式スポット型感知器（煙を感知するもの）
感知器の内部に煙が入ると、発光部から出る光が煙の粒子にあたって乱反射するので、それを受光部で感知するものです。

4 . 赤外線式スポット型感知器（炎を感知するもの）
紫外線式感知器は紫外線の変化が、赤外線式感知器は赤外線の変化が、それぞれ一定の量 以上になったときに感知するものです。

正解は、2 です。

問題にあるように、定温式スポット型感知器とは、火災の有無を「熱」で検出する熱感知器の一種です。

定温式とあるのは、一定の温度に達した時に火災発生を発信することを示しています。


選択肢にある、差動式スポット型感知器も熱感知器ですが、温度上昇が一定の率以上になった時に発信します。

光電式は濃度の高い煙により機器内の発光部と受光部の間の光が妨げられると発信します。

赤外線式は火災の熱が発する赤外線を感知して発信します。

正解は2.になります。

定温式スポット型感知器は調理場、給湯室に設置されます。

差動式スポット型感知器は、急激な温度変化の場合に火災信号を発信します。
一般家庭ではこの感知器が使用されます。

光電式スポット型感知器は、文字通り、光を用いた感知器になります。

赤外線式スポット型感知器は、炎の赤外線を感知して火災信号を発信します。