2級電気工事施工管理技士の過去問
令和元年度(2019年)前期
5 問47

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和元年度(2019年)前期 5 問47 (訂正依頼・報告はこちら)

アロー形ネットワーク工程表に関する記述として、不適当なものはどれか。
  • アクティビティは、作業活動、材料入手など時間を必要とする諸活動を示す。
  • イベントに入ってくる先行作業がすべて完了していなくても、後続作業は開始できる。
  • アクティビティが最も早く開始できる時刻を、最早開始時刻という。
  • デュレイションは、作業や工事に要する時間のことであり矢線の下に書く。

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この過去問の解説 (3件)

01

不適当なものは  2 . イベントに入ってくる先行作業がすべて完了していなくても、後続作業は開始できる
となります。

施工順位と作業の開始・終了を矢印であらわし、作業順番を○印(イベント)で表記されます。
各工程の前後関係や手順を記載されているので、すべて完了していないと後続作業ができない
ということになります。

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02

1.適当です。
アクティビティは、作業活動、材料入手など時間を必要とする諸活動を示します。

2.不適当です。
イベントに入ってくる先行作業がすべて完了していなければなりません。

3.適当です。
記載の通り、アクティビティが最も早く開始できる時刻を、最早開始時刻といいます。

4.適当です。
デュレイションは作業や工事に要する時間のことであり矢線の下に書きます。

参考になった数18

03

ネットワーク工程表は、次のように表されます。

イベント    アクティビティ

  ➀――――→――――→――――→―→|

    4     3   最早開始時刻↑   ↓

ディレイション |           |  

                    |   ↑

        ④――――→――――→⑥―→

選択肢1. アクティビティは、作業活動、材料入手など時間を必要とする諸活動を示す。

〇 正解です。

アクテイビティは矢印で表しています。作業・材料・見積などの活動です

選択肢2. イベントに入ってくる先行作業がすべて完了していなくても、後続作業は開始できる。

× 誤りです。

イベントは、図の➀、②で表しているもので、作業終了となればそのイベントはすぐに作業が開始できます。逆にイベントまでの作業が終えていなければ、そのイベントからの作業は開始できません。

工程表では、作業開始ができる状態であれば、すぐに始めないと、工程の遅れになりますし、他作業の開始に影響します。

したがって、先行作業が全て完了していないと、次のアクティビティに移れず、後続作業は開始できません。

選択肢3. アクティビティが最も早く開始できる時刻を、最早開始時刻という。

〇 正解です。

図に最早開始時刻と記載していますが、イベントが終了時点にあれば、そのイベントは、最早開始時刻にあります

選択肢4. デュレイションは、作業や工事に要する時間のことであり矢線の下に書く。

〇 正解です。

デュレイションは、所要時間で、アクティビティにかかる時間を表します。図では、例えば、➀→②の矢印の下に 4 とありますが、所要時間(デュレイション)が 4 かかる(時間・日など)ということになります。

まとめ

<参考>

ネットワークの用語を紹介します。選択肢の用語は除きます。

ダミー、最早完了時間、パス、クリティカルパス、フロート、トータルフロート、フリーフロートなどです。

ネットワーク工程表を覚えれば、身に付く用語ですし、用語から意味が予想できます。また、意味から用語も予想できます。

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