2級電気工事施工管理技士の過去問
令和元年度(2019年)後期
2 問15

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和元年度(2019年)後期 2 問15 (訂正依頼・報告はこちら)

図に示す日負荷曲線の日負荷率又は需要率として、正しいものはどれか。
ただし、設備容量は 1,200 kWとする。
問題文の画像
  • 日負荷率 50 %
  • 日負荷率 60 %
  • 需要率  50 %
  • 需要率  60 %

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この過去問の解説 (3件)

01

・需要率とは最大電力と設備容量の比のことです。
・日負荷率とは平均電力と最大電力の比のことです。


まず、これらの「最大電力」「設備容量」「平均電力」を求めます。

問題文の中に、「設備容量は 1,200 kW」と明記されています。

日負荷曲線の中から最大の部分を探すと14時から20時の 1000 kWとなっており、この期間の「最大電力が 1,000 kW」だと分かります。

平均電力は1日の電力を合計して、24時間で割ることで求めます。
0時から4時までの4時間は200 kWなので、800 kWh
4時から8時までの4時間は400 kWなので、1,600 kWh 
・・・と計算していき、合計すると14,400 kWhとなり、これを24時間で割ると、「平均電力が600 kW」だと分かります。


この結果から計算すると・・・
需要率は [最大電力 1,000kW] ÷ [設備容量 1,200kW] = 約 83.3%
日負荷率は [平均電力 600kW] ÷ [最大電力 1,000kW] = 60%
 
選択肢の中で、当てはまるのは 2 となります。

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02

1日の総需要電力は下記より、14400 kWhとなります。
・0時~4時は 200 kWx4 h= 800 kWh です。
・4時~8時は 400 kWx4 h=1600 kWh です。
・8時~12時は 800 kWx4 h=3200 kWh です。
・12時~14時は 600 kWx2 h=1200 kWh です。
・14時~20時は 1000 kWx6 h=6000 kWh です。
・20時~24時は 400 kWx4 h=1600 kWh です。
よって合計は、800 kWh+1600 kWh+3200 kWh+1200 kWh+6000 kWh+1600 kWh=14400 kWh となります。

この日の平均需要電力は14400 kWh/24 h=600 kW です。

最大需要電力が1000 kWの為、日負荷率は600 kW/1000 Wh × 100=60 % となります。

よって正解は、2番の日負荷率60%になります。


また、需要率は最大需要電力/設備容量の為、1000 kW/1200 kW × 100=83.3 %となります。

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03

日負荷曲線の負荷率と需要率の問題です。

負荷率は、次の計算式で求めます。

      ある期間中の平均需要電力 [kW]

負荷率 = ――――――――――――――――― ×100 [%]

      ある期間中の最大需要電力 [kW]

平均需要電力は、次の計算式で求めます。

         ある期間中の使用電力 [kW・h]

平均需要電力 = ――――――――――――――――― [kW]

          ある期間中の時間 [h]

需要率は、次の計算式で求めます。

      最大需要電力 [kW]

需要率 = ――――――――――― ×100 [%]

       設備容量 [kW]

平均需要電力 = ((200×4)+(400×4)+(800×4)+(600×2)+(1000×6)+(400×4))÷24

= 600 [kW]

負荷率 = 600 / 1000 = 60 [%]

需要率 = 1000 / 1200 = 83.3 [%]

選択肢1. 日負荷率 50 %

× 誤りです。

選択肢2. 日負荷率 60 %

〇 正解です。

選択肢3. 需要率  50 %

× 誤りです。

選択肢4. 需要率  60 %

× 誤りです。

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