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2級電気工事施工管理技士の過去問 令和元年度(2019年)後期 2 問16

問題

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架空送電線路に関する次の記述に該当する機材の名称として、最も適当なものはどれか。

「電線の周りに数本巻き付けて、電線が風の流れと定常的な共振状態になることを防止し、電線特有の風音の発生を抑制する。」
   1 .
スパイラルロッド
   2 .
アーマロッド
   3 .
スペーサ
   4 .
ダンパ
( 2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和元年度(2019年)後期 2 問16 )
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この過去問の解説 (3件)

15
正解は1番のスパイラルロッドです。
電線に巻き付け、電線から発生する低周波騒音を抑制します。

2番のアーマロッドは、電線の断線防止の為に電線の上から巻き付ける、補強線です。

3番のスペーサーは、強風による電線接触を防止する為に、電線間を保持する電線保持材です。

4番のダンパは、電線の微風振動を防止する為に取り付ける重りです。

付箋メモを残すことが出来ます。
8
正解は 1 のスパイラルロッドです。

設問にある通り、電線に巻きつけて風による共振・風音を抑制します。
また着雪を防止したり、航空機の目に留まりやすいような表示のために用いる場合もあります。


他の機材の目的は以下の通りです。

・アーマロッドは、送電線の吊り下げられている部分が振動で切れないように補強するものです。

・スペーサは、複数の並行する送電線が接触しないよう間隔を保つよう挿入するものです。

・ダンパは、振動を吸収させて断線しにくくさせるものです。

3

架空送電線路に関する文章から、該当する機材の名称を求める問題です。

選択肢1. スパイラルロッド

〇 正解です。

電線にアルミ製のスパイラル状の素線を巻き付けると、電線表面に当たる風の流れを乱すことで、風の音を押さえます。直角に風が電線に当たると、電線表面の圧力が不連続となり、風騒音が起こります。その対策が、スパイラルロッドです。

選択肢2. アーマロッド

× 誤りです。

懸垂クランプ近くの電線の振動防止と事故電流による溶断を防ぐ目的で、アーマロッドは、電線支持部に電線と同じ系統の金属を巻き付けて補強します。

選択肢3. スペーサ

× 誤りです。

短絡電流による電磁吸引力や強風での電線相互の接近と衝突を防ぐために、取付けるのが、スペーサです。

選択肢4. ダンパ

× 誤りです。

ゆるやかな風が電線に直角に一様に当たると、電線背後に渦が生じ、カルマン渦といいますが、電線の鉛直方向上下に交互に力が掛かり、振動します。その振動数が電線の固有振動数と同じになると、電線は共振を起こして揺れることになります。これが長い年月続くと、電線が疲労して、断線に至ります。この振動防止のために電線い取付けるのがダンパです。

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