2級電気工事施工管理技士の過去問
令和元年度(2019年)後期
3 問35

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和元年度(2019年)後期 3 問35 (訂正依頼・報告はこちら)

測量における水平角と鉛直角を測定する測角器械として、適当なものはどれか。
  • 標尺(スタッフ)
  • レベル
  • アリダード
  • セオドライト(トランシット)

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この過去問の解説 (3件)

01

測量に使う器械・器具に関する問題です。

「標尺(スタッフ)」とは目盛りのついた棒で、他の器械と組み合わせて高さを測るために使います。
工事現場で見かける「赤白の目盛りのついた棒」が標尺です。

「レベル」は、高さを測定するための器械で、水平方向に回転する望遠鏡がついたものです。
高さを測りたい場所に立てた標尺の目盛りを読み取ることで、高低差を測ります。

「アリダード」とは地図を作るための平板測量に使う器械です。
現在位置から見える周囲の対象物を測定し、対象物が実際にどの方向に見えるかを図面に記入していくために使われます。

「セオドライト(トランシット)」は角度(水平角・鉛直角度)を測定する器械です。

よって、この問題で適当なのは 4 となります。

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02

適当は4番です。
水平角と鉛直角を測定する機器は、セオドライトです。

1番の標尺は、高さを測定する器具の為、不適当です。

2番のレベルは、高さや水平を測定する機器の為、不適当です。

3番のアリダートは、平板上で方向を測る器具の為、不適当です。

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03

測量の種類には、三角測量、距離測量、平板測量、水準測量、スタジア測量、トラバース測量があります。

いずれも、角度、距離、高さを測定するものです。

選択肢1. 標尺(スタッフ)

× 誤りです。

標尺は、水準測定に使われる、目盛板です。水準を測定する2地点に標尺を置いて、標尺の中間にレベルという目盛板の寸法を測定する測定器で、2地点の高さ(水準)の差を読取ります。

選択肢2. レベル

× 誤りです。

レベルは、水準測定に使われる、標尺の読み取り機です。

選択肢3. アリダード

× 誤りです。

アリダードは、平板測量に使われます。平板測量は、距離・角度・高低差を測定し、その場で図面上に作図する測量方法です。

選択肢4. セオドライト(トランシット)

〇 正解です。

セオドライト(トランシット)は、三角測量で角度を測量する測量器です。1地点で、2点間の水平角と垂直角を測定します。

三角測量は、測点を三角形で結び、最初の三角形の1辺の長さと、三角形の内角を測定し、各辺の長さを求めます。

セオドライトは、スタジア測量でも使用されます。スタジア測量は、標尺までの距離を測定する測量法です。

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