2級電気工事施工管理技士の過去問
令和元年度(2019年)後期
5 問40
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問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和元年度(2019年)後期 5 問40 (訂正依頼・報告はこちら)
屋外変電所の施工に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 引込口及び引出口に近接する箇所に、避雷器を取り付けた。
- 遮断器の電源側及び負荷側の電路に、点検作業用の接地開閉器を取り付けた。
- 二次側電路の地絡保護のため、変電所の引込口に地絡遮断装置を取り付けた。
- 各機器及び母線を直撃雷から保護するため、鉄構の頂部に架空地線を取り付けた。
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この過去問の解説 (3件)
01
1 引込口や引出口に近い場所に避雷器を設けることで、直撃ではないとしても近接した場所への落雷による誘導による異常電圧が、引込線・引出線を通して流入出することを防ぎます。
2 遮断器自体を点検・メンテナンスするためには、電路から完全に切り離す必要があります。配電系統によっては、別ルートでの電位が二次側に印加される可能性もありますので、電源側・負荷側の両方を開閉できるようにします。
4 落雷の直撃による異常電圧のトラブルを避けるため、架空地線(線状の避雷針で、そのエリアを保護する)を設けるのは効果的です。
それに対して、「二次側に地絡が生じた時に遮断すべきなのは、変電所の入口(引込口)ではなく、出口となる引出部」です。
ですから、3 が不適当です。
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02
引込口への地絡遮断装置の設置は、二次側電路だけでなく構内全体の保護範囲となります。
避雷器の設置箇所は、引込み口及び引出し口に近接する箇所の為、1番は適当です。
点検作業用の接地開閉器を、遮断器の電源側と負荷側に取付ける為、2番は適当です。
直撃雷軽減の為に架空地線を設置する為、4番は適当です。
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03
屋外変電所の施工に関する問題です。
〇 正解です。
避雷器は、架空電線の電路の引き込み口と引出口に設けます。
(「電技解釈」第37条)
〇 正解です。
点検作業中に、主回路が誤って活線状態になっても、開閉器が開放していれば、保守員の安全が保たれます。そのために、点検作業用の接地開閉器を取り付けが必要です。
× 誤りです。
二次側電路の地絡保護のため、「引込口」ではなく、変電所の引出口に地絡遮断装置を取り付けます。
〇 正解です。
雷からの異常で夏からの機器の保護として、避雷器設置以外に、変電所の屋外鉄鋼上部に架空地線を張って、これを接地することで、雷の直撃から機器の保護ができます。
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