2級電気工事施工管理技士の過去問
令和元年度(2019年)後期
5 問45

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和元年度(2019年)後期 5 問45 (訂正依頼・報告はこちら)

施工計画書の作成に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 施工要領書を作成し、それに基づき総合施工計画書を作成する。
  • 施工要領書は、一工程の施工の確認手順及び施工の具体的な計画を含めて作成する。
  • 総合施工計画書は、施工体制、仮設計画及び安全衛生管理計画を含めて作成する。
  • 施工計画書は、工期内で完了できる工法を検討して作成する。

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この過去問の解説 (3件)

01

問題にある各種書類の概要は以下の通りです。

「総合施工計画書」:仮設工事を含めて、主要工事の施工体制や安全衛生管理計画を含め、全体的な計画を定めたものです。

「施工計画書」:分野ごとの工事概要や、関連する業者名、施工方法の概要や安全指針をまとめたものです。

「施工要領書」:個別の施工をどのように行なうかを定めたものです。


つまり規模としては「総合施工計画書」>「施工計画書」>「施工要領書」となります。
作成する順序は、規模の大きなところから小さなところへ、つまり全体の計画から細かなところへ、となります。

よって、 1 の「施工要領書に基づいて、総合施工計画書を作成する」となっている記述は不適当といえます。

2、3、4 は正しく述べています。

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02

不適当は1番です。
施工要領書に基づき作成するのは、施工計画書です。

施工計画書は一工程毎の具体的な計画の為、2番は適当です。

総合施工計画書は、施工計画書作成前に、施工体制・仮設計画・安全衛生管理計画等の概要計画を含めて作成する為、3番は適当です。

施工計画書は、工程も含めた計画の為、4番は適当です。

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03

施工計画書の作成に関する問題です。

選択肢1. 施工要領書を作成し、それに基づき総合施工計画書を作成する。

× 誤りです。

施工要領書は、総合施工計画書を基に、各業種が作成する施工計画書(施工要領書という場合もあります)です。

したがって、施工要領書を先に作成するのは、誤りです。

選択肢2. 施工要領書は、一工程の施工の確認手順及び施工の具体的な計画を含めて作成する。

〇 正解です。

施工要領書は、業種ごとに、その業種の全体計画と施工内容の項目ごとに詳細内容を記載します。

選択肢3. 総合施工計画書は、施工体制、仮設計画及び安全衛生管理計画を含めて作成する。

〇 正解です。

総合施工計画書は、次の項目を記載します。

・現場施工組織体系・総合工程表・仮設計画・安全衛生管理計画などについて作成します。(<参考>を参照して下さい)

選択肢4. 施工計画書は、工期内で完了できる工法を検討して作成する。

〇 正解です。

施工計画書には、全体工程表を作成しますが、工期が決まっているため、工期内に終える工法と新しい施工技術を取り入れて、発注者が満足するような工程を検討します。

まとめ

<参考>

総合施工計画書に記載する項目です。

・現場施工組織体系

・総合工程表

・仮設計画

・安全衛生管理計画

・官公庁申請、届出一覧表

・労務計画

・資材計画

・産業廃棄物や発生が予想される公害対策などの環境計画

・検査予定表(工種ごとの)と検収検査予定および官庁検査予定

・防災計画(出入口、夜間、周辺住民への安全)

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