2級電気工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)前期
2 問17
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問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年)前期 2 問17 (訂正依頼・報告はこちら)
図のような構造で、鉄構などに直立固定させ、電線を磁器体頭部に固定して使用するがいしの名称として、適当なものはどれか。
- 懸垂がいし
- 長幹がいし
- ラインポストがいし
- 耐霧がいし
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この過去問の解説 (3件)
01
図のがいしはラインポストがいしと呼ばれるものです。
これ一つで使用され、片方の端には固定支持用の金具が接着されています。
懸垂がいしは、鉄塔と電線を絶縁するのに使用されます。
連結数を増やすことで、絶縁効果が上がります。
また、笠状になっており、内側にはひだがあるため、内部へ浸水しづらい構造となっております。誤りです。
長幹がいしは、空洞のない棒状をしており、両端には連結用金具が付いております。
誤りです。
正しいです。
耐霧がいしは、懸垂がいしでは対応しきれないような条件の環境で用いられます。
誤りです。
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02
がいしは、送電線を鉄塔などの支持物に取り付ける絶縁体です。
がいしの種類には、懸垂がいし、長幹がいし、ラインポストがいし、耐霧がいしがあります。
図のがいしは、「ラインポストがいし」です。
・ラインポストがいし
中実が磁気絶縁体で、頂部に導線溝とバインド線溝があって、下端がピンで取付けられます。
・懸垂がいし
送電電圧によって必要な個数を鎖状に結合し、状況によって増設ができます。250mmがいしが一般的に用いられ、多電線などで強度を必要なときは、280mmから380mmの大型が使われます。
・長幹がいし
塩害がある地域で用いられ、発電所母線を引留めます。表面距離が長いので、塩じんのがいし汚損が少なく、フラッシュオーバによる破損がしにくい特徴を持ちます。
・耐霧がいし
がいしの欠点である表面汚損による絶縁低下は、塩分の多い地域で特に激しいことに対し、対処できるがいしです。
× 形状が異なります。
× 形状が異なります。
○ 形状がラインポストがいしの図です。
× 形状が異なります。
がいしは単独で送電線を支持するわけではなく、がいし装置として、架線金物、アークホーンなどと組合せ、電線と鉄塔を結びつけます。
がいしの個数、支持方式などでさまざまな組合せが可能で、送電線を引く場所や環境で最善のがいし装置が選択できます。
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03
がいしの名称の問題です。
✕ 誤りです。
懸垂がいしは、鉄塔から電線を吊るすためのがいしです。
✕ 誤りです。
長幹がいしは、鉄塔と電線を絶縁するためのがいしで、
両端に金具が付いています。
〇 正しいです。
ラインポストがいしは、LPがいしとも言われ、片側に取り付け金具が付いていて、
直接鋼材に固定します。
✕ 誤りです。
特殊環境で使用されるがいしです。
がいしの名称だけでなく、写真等で確認しておくと、理解が深まると思います。
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