2級電気工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)前期
2 問31

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年)前期 2 問31 (訂正依頼・報告はこちら)

横断歩道の照明に関する記述として、不適当なものはどれか。
  • 横断歩道の存在を示し、横断中および横断しようとする歩行者等の状況がわかるよう設置する。
  • 歩行者の背景を照明する方式を原則とするが、条件によっては歩行者自身を照明する方式を採用することができる。
  • 歩行者の背景を照明する方式では、連続照明がない場合、横断歩道の後方に灯具を配置するのが効果的である。
  • 歩行者自身を照明する方式は、背景の明るさが確保され、シルエット効果が得られる場合に適している。

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この過去問の解説 (3件)

01

横断歩道の照明には、照明方式、配列方式、トンネル照明が重要になってきます。

選択肢1. 横断歩道の存在を示し、横断中および横断しようとする歩行者等の状況がわかるよう設置する。

正しいです。

選択肢2. 歩行者の背景を照明する方式を原則とするが、条件によっては歩行者自身を照明する方式を採用することができる。

正しいです。

選択肢3. 歩行者の背景を照明する方式では、連続照明がない場合、横断歩道の後方に灯具を配置するのが効果的である。

正しいです。

選択肢4. 歩行者自身を照明する方式は、背景の明るさが確保され、シルエット効果が得られる場合に適している。

歩行者自身を照明する方式とは、背景の明るさの確保が難しく、シルエット効果が得られにくい場合に適しているため、誤りです。

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02

道路照明の設計にあたっては、明るさのムラが無いこと、グレア(まぶしさ)が無いことが必要で、路面の輝度や全体的に照らされていることなどを検討します。

横断歩道の照明方式は、次のようにします。

・横断歩道の照明は、自動車の運転手が、横断歩道を認識でき横断中の歩行者の状況が分かる照明方式が必要です。

・横断歩道の照明方式は、運転者から見て、歩行者の背景を照明する方式を原則とします。

・明るい路面に人物がいて、人物を背景としてシルエット効果を出すには、横断歩道の後方に照明を配置します

背景の明るさが確保できないときは、歩行者自身に照明を当てる方式を採用します。

選択肢1. 横断歩道の存在を示し、横断中および横断しようとする歩行者等の状況がわかるよう設置する。

 適切です。

選択肢2. 歩行者の背景を照明する方式を原則とするが、条件によっては歩行者自身を照明する方式を採用することができる。

 適切です。

選択肢3. 歩行者の背景を照明する方式では、連続照明がない場合、横断歩道の後方に灯具を配置するのが効果的である。

 適切です。シルエット効果で、運転者から人がいることを知らせます。

選択肢4. 歩行者自身を照明する方式は、背景の明るさが確保され、シルエット効果が得られる場合に適している。

× 不適切です。

歩行者自身を照明する方式は、歩行者に直接光を当てる方式です。シルエット効果は、背景を照明する方式場合の照明方式です。

まとめ

<まとめ>

運転者から見て背景を照明する方式を第1と考え、背景の明るさが確保できないときは、歩行者に直接光を当てる照明方式とするのが、横断歩道の照明方式です。

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03

横断歩道の照明に関する問題です。

選択肢1. 横断歩道の存在を示し、横断中および横断しようとする歩行者等の状況がわかるよう設置する。

〇 正しいです。

選択肢のとおりです。

選択肢2. 歩行者の背景を照明する方式を原則とするが、条件によっては歩行者自身を照明する方式を採用することができる。

〇 正しいです。

歩行者の背景を照明する方式が原則です。

選択肢3. 歩行者の背景を照明する方式では、連続照明がない場合、横断歩道の後方に灯具を配置するのが効果的である。

〇 正しいです。

シルエット効果を得るために、横断歩道の後方に灯具を配置します。

選択肢4. 歩行者自身を照明する方式は、背景の明るさが確保され、シルエット効果が得られる場合に適している。

✕ 誤りです。

歩行者自身を照明する方式は、背景の明るさが確保されず、

シルエット効果が得られない場合に適しています。

まとめ

横断歩道の照明に関する問題はあまり見かけませんが、

一般常識から正解に到達できると思います。

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