2級電気工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)前期
3 問36

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年)前期 3 問36 (訂正依頼・報告はこちら)

鉄道線路の軌道に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • ガードレールは、脱線事故の防止に用いられる。
  • トングレールは、分岐器のポイント部に用いられる。
  • サードレールは、車両からの帰線に用いられる。
  • ロングレールは、特に高速列車の運転区間に用いられる。

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この過去問の解説 (3件)

01

走行するレールおよび走行以外のレールにおいて、それぞれ役割がありますので、

十分に把握しておく必要があります。

選択肢1. ガードレールは、脱線事故の防止に用いられる。

正しいです。

選択肢2. トングレールは、分岐器のポイント部に用いられる。

正しいです。

選択肢3. サードレールは、車両からの帰線に用いられる。

サードレールとは、走行用のレールとは別に併設されたレールです。

ここから車両に給電されます。帰線には用いられないので、誤りです。

選択肢4. ロングレールは、特に高速列車の運転区間に用いられる。

正しいです。

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02

鉄道線路に関する用語と意味の正しさを選択する問題です。

ガードレール

脱線防止と脱線車両の軌道外へ出ることの防止が目的です。

トングレール

線路軌道を分岐するポイントに使用される線路です。

サードレール

電車線路を電力供給する構造の集電方式で、走行用レール以外に軌道の側面に設けた三番目のき電路用レールです。パンタグラフの無い地下鉄で使われている方式です。第三レール式と言いますが、法律用語では、サードレールと言います。

ロングレール

1本の長さが200 m以上あるレールで、継ぎ目は溶接されます。ロングレールを使用する鉄道が増えていますが、特に新幹線で普及しています。

選択肢1. ガードレールは、脱線事故の防止に用いられる。

 適切です。

選択肢2. トングレールは、分岐器のポイント部に用いられる。

 適切です。

選択肢3. サードレールは、車両からの帰線に用いられる。

× 不適切です。

車両からの帰線ではなく、走行用レールからのき電路用レールです。

選択肢4. ロングレールは、特に高速列車の運転区間に用いられる。

 適切です。

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03

鉄道線路の軌道に関する問題です。

選択肢1. ガードレールは、脱線事故の防止に用いられる。

〇 正しいです。

脱線防止のため、レールの内側又は外側に、レールに沿うような形で設置します。

選択肢2. トングレールは、分岐器のポイント部に用いられる。

〇 正しいです。

選択肢3. サードレールは、車両からの帰線に用いられる。

✕ 誤りです。

サードレールは、パンタグラフ以外の側壁から給電するためのものです。

地下鉄などに使用されます。

選択肢4. ロングレールは、特に高速列車の運転区間に用いられる。

〇 正しいです。

200m以上のレールをいいます。

乗り心地が改善され、保線作業も軽減されます。

まとめ

電気とは直接関係のない項目もありますが、基本的な用語は整理しておきましょう。

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