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2級電気工事施工管理技士の過去問 令和4年度(2022年)前期 2 問12

問題

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高圧受電設備に使用する断路器に関する記述として、「高圧受電設備規程」上、最も不適当なものはどれか。
ただし、切替断路器を除くものとする。
   1 .
断路器は、負荷電流が通じているときは開路できないようにする。
   2 .
ブレード(断路刃)は、開路した場合に電源側になるように施設する。
   3 .
開路状態において自然に閉路するおそれがないように施設する。
   4 .
縦に取り付ける場合は、接触子(刃受)を上部側とする。
( 2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年)前期 2 問12 )
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この過去問の解説 (2件)

5

断路器とは、電気設備の点検及びメンテナンス時にのみ電路を開放できるものです。

選択肢1. 断路器は、負荷電流が通じているときは開路できないようにする。

断路器の開閉が可能なのは、無負荷時のみです。

負荷電流を開閉したい場合は、LBS(高圧負荷開閉器)などがあります。

正しいです。

選択肢2. ブレード(断路刃)は、開路した場合に電源側になるように施設する。

ブレードは、電路上の電源側に位置していると、作業員が開閉作業を行う際に感電を起こす恐れがあり、大変危険です。ブレードは負荷側に位置しなければなりません。

誤りです。

選択肢3. 開路状態において自然に閉路するおそれがないように施設する。

正しいです。

選択肢4. 縦に取り付ける場合は、接触子(刃受)を上部側とする。

刃受けは上部(電源側)に、ブレードは下部(負荷側)に位置していなければなりません。

正しいです。

付箋メモを残すことが出来ます。
2

高圧断路器は、充電電路を無負荷になったときに、電路を開閉するために使用される開閉器です。電路が使用されないときに行う、保守点検のときや回路を切り替えるときに使用されます。

断路器は、負荷が掛かっている時に開閉すると危険なので、負荷が掛かっている時には、断路器の開閉操作ができないようにします。

断路器の取付け方については、次のように行います。(高圧受電設備規定)

➀ 操作が容易に行え、危険のおそれがない箇所に取付けるます。

② 垂直面に取り付けるときは、横向きに取付けないようにします。

③ 縦向きに取付けるときは、切替断路器を除いて、接触子(刃受)を上側にします

④ ブレード(断路刃)は、負荷側に接続します。これは、万一、開路した場合でも電路に充電しないようするためです。

⑤ ブレード(断路刃)が、本器を取付ける造営材以外の、どのような位置にあっても、他の物から10 cm以上離して施設します。

⑥ 開閉位置の保持

断路器は、いかなる力が働いても、開状態あるいは閉状態を保持できる構造として、開状態・閉状態のいずれの位置でもロックでき、両位置以外でのロックはできない構造とします。(「JIS C 4604 屋内用高圧断路器」より)

選択肢1. 断路器は、負荷電流が通じているときは開路できないようにする。

 正しいです。

選択肢2. ブレード(断路刃)は、開路した場合に電源側になるように施設する。

× 誤りです。

ブレードは開路した場合に、「電路側になるように施設する」ではなく負荷側になるように施設します。

選択肢3. 開路状態において自然に閉路するおそれがないように施設する。

 正しいです。

選択肢4. 縦に取り付ける場合は、接触子(刃受)を上部側とする。

 正しいです。

まとめ

「開路状態において自然に閉路するおそれがないように施設する」は、高圧受電設備規定には無いようです。(規定の本を見ていないので確かではありません。)

ただ、この文は、断路器の一連の役割や取付け方法から、常識と思えますが、参考に、JISでの構造について、紹介しました。

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