2級電気工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)前期
2 問14
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問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年)前期 2 問14 (訂正依頼・報告はこちら)
構内電線路に関する記述として、「電気設備の技術基準とその解釈」上、不適当なものはどれか。
- 地中電線路を管路式で施設する場合、電線にCVケーブルを使用した。
- 暗きょ式で施設した地中電線に耐燃措置を施した。
- 架空電線路において低圧ケーブルを使用する場合は、そのケーブルをハンガーによりちょう架用線に支持した。
- 低圧架空電線と高圧架空電線を同一支持物に施設する場合、高圧架空電線を低圧架空電線の下に施設した。
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この過去問の解説 (3件)
01
構内電線路に関する敷設方法(「電技解釈」による規定)
・地中電線路には、ケーブルを使用し、管路式、暗きょ式、直接埋設式で施工します。CVは、架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブルです。(第120条)
・暗きょ式により施設する場合は、防火措置として、地中電線に耐熱措置を施します。(第120条)
・耐熱措置とは、不燃性か事消性のある難燃性被覆の電線を使用するか、延長防止テープ、延焼防止塗料などで電線を被覆することです。
・低圧架空電線または高圧架空電線にケーブルを使用する場合、ケーブルをハンガーによってちょう架用線に支持します。(第67条)
・低圧架空電線と高圧架空電線を同じ支持物に施設する場合、低圧架空電線を高圧架空電線の下に施設します。(第80条)
〇 正解です。
〇 正解です。
〇 正解です。
× 誤りです。
高圧架空電線を低圧架空電線の下ではなく、低圧架空電線を下側にします。
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02
電線路を施す方法としては、架空電線によるものと地中電線による方法があります。
ケーブルの自重によるたるみや、地中でこもる熱などの対処法をしっかりと押さえておくことが重要です。
CVケーブルは、信頼性が高く、ほとんどの建築物や工事現場で使用出来ます。
許容温度も十分に高く、軽量で、管路内にも用いることが可能です。
正しいです。
地中に通線する電線および電力ケーブルには、耐燃性の被覆のものを用いるのが有効です。
正しいです。
ちょう架用線にハンガーを取り付け、そこにケーブルを吊るすことで架線を行います。
なお、ハンガー同士の間隔は50cm以下とします。
正しいです。
高圧架空電線は低圧架空電線の上に施設しなければならないので、誤りです。
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03
構内電線路に関する問題です。
正しいです。
電技解釈第120条(地中電線路の施設)第1項に、「地中電線路は、電線にケーブルを使用し、かつ、管路式、暗きょ式又は直接埋設式により施設すること。」と規定されています。
正しいです。
電技解釈第120条(地中電線路の施設)第3項第二号イに、「次のいずれかにより、地中電線に耐燃措置を施すこと。」と規定されています。
正しいです。
電技解釈第67条(低高圧架空電線路の架空ケーブルによる施設)第一号イに、「ケーブルをハンガーによりちょう架用線に支持する方法」と規定されています。
誤りです。
電技解釈第80条(低高圧架空電線等の併架)第1項第一号イに、「低圧架空電線を高圧架空電線の下に施設すること。」と規定されています。
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