2級電気工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)前期
3 問6
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問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年)前期 3 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
コンクリート工事における施工の不具合として、関係のないものはどれか。
- 豆板(ジャンカ)
- 空洞
- オーバーラップ
- コールドジョイント
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この過去問の解説 (3件)
01
コンクリートの不具合としては、豆板(ジャンカ)、コールドジョイント、空洞が挙げられます。
豆板(ジャンカ)は、コンクリート表面がざらついてしまう現象です。
コンクリートの材料分離や不十分な締固めが原因で生じます。
正しいです。
空洞は、締固めが不十分であることが原因で生じます。
これにより、躯体のひび割れや鉄筋の腐食を引き起こすことにもなります。
正しいです。
オーバーラップは、鋼材の溶接時に生じる欠陥です。
部材と溶接ビートが十分に溶け込まれていない状態のことです。
コンクリートとは関係がないので、誤りです。
コールドジョイントは、前に打ち込まれたコンクリートと後から打ち込まれたコンクリートが十分に一体化されていない状態のことです。
外気温によってコンクリートを打ち込むべきタイミングが決まっており、それを誤るとコンクリートに不連続な面が形成されます。
正しいです。
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02
コンクリート工事で、施工時に起きる不具合を見てみましょう。
➀ 豆板(ジャンカ)
打設したコンクリートに粗骨材が多く集まってできた一部に、空隙の多い箇所があることです。
施工上の原因は、締固めの不足です。
② 空隙
コンクリートの空隙が多いと、スカスカの状態となります。
施工上の原因は、打設がしっかりできていなかったことです。
③ コールドジョイント
コンクリートの打設中に、先に打ち込まれたコンクリートが固化した後に、打設したコンクリートと一体化できずに継ぎ目ができ、構造上の欠陥ができることが、コールドジョイントです。
施工上の原因は、打設の速度や順序の不良、締固めの悪さなどがあります。
〇 コンクリート施工不良が原因です。
〇 コンクリート施工不良が原因です。
× コンクリート施工不良とは関係ありません。
オーバーラップは、溶接時の不良が原因で、溶接金属が母材に溶融せずに重なった部分ができることです。
〇 コンクリート施工不良が原因です。
<参考>
コンクリート施工不良による現象には、選択肢以外に次のものがあります。
・砂目
・砂すじ
コンクリートの品質不良は、施工不良だけで起きるわけではなく、材料や施工時の初期欠陥、経年劣化があり、それらが重なって欠陥となる場合もあります。
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03
コンクリート工事における施工の不具合に関する問題です。
正しいです。
豆板(ジャンカ)とは、コンクリートの中で粗骨材だけが多く集まって空洞の多い部分のことです。コンクリート打設時の締固め不足や材料分離により発生します。
正しいです。
建築などで軟らかいコンクリートを打ち込むと、時間の経過とともにコンクリートが沈下し、窓の下などの部分において生じる空洞のことをいいます。
誤りです。
オーバーラップは、溶接における溶接欠陥の一種です。
正しいです。
コールドジョイントは、打ち継ぎの間隔に時間を空けすぎた場合や、コンクリートの締固め不足などにより、打ち継いだ上下のコンクリートが一体化せずにできる、横線の継ぎ目のことをいいます。
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