2級電気工事施工管理技士の過去問 令和4年度(2022年)前期 5 問8
この過去問の解説 (2件)
金属管工事は、「電技解釈」や「内線規程」などの規定があります。
規定の内容を、混合して、記載します。
➀ 電線は、絶縁電線を使用します。ただし、より線か直径3.2mm以下の単線とします。
② 管相互やボックスとは、ネジ接続かこれと同等以上の効果的な方法で、丈夫に、電気的に完全に接続します。
③ 管の曲が半径は、管内径の6倍以上とします。3箇所を超える箇所では、直角かこれに近い屈曲は設けてはいけません。ただし、管の太さが25mm以下のときは、管の断面が著しく変形せず、管にひびが入らない程度まで、管の曲げ半径を小さくできます。
④ 接地は、使用電圧が300Vを超える場合は、C接地工事とします。
⑤ 管に接触防護措置を取れば、D接地工事としてもかまいません。ただし、金属製のもので、防護措置を施す管と、電気的に接続する恐れがあるものでの防護措置の場合は、除きます。
× 不適切です。
3箇所までは直角の屈曲が可能ですが、4か所では許容できません。
〇 正しいです。
〇 正しいです。
管を曲げるときの管の太さに規定はありません。31mmは、解説③の25mmにひっかけを付けたつもりの数値ではないでしょうか。
〇 正しいです。
隔壁を施設していますが、金属のボックス内に金属の隔壁ですので、電気的に接続されますので、D種にはできません。
<まとめ>
金属管工事についてまとめます。
・アウトレットボックス間の金属管に、直角の屈曲は3箇所以内とします。
・金属管配線に、絶縁電線を使用します。金属管工事は、水気があっても工事可能です。
・金属管の曲げ半径は、管内径の6倍と以上とします。
・強電流回路の電線と弱電流回路の電線を同一ボックスに収めるときに、隔壁を施設して電気的に接続点がなければ、D種接地工事としてもかまいません。
・300Vを超えた電線を収納する電線管の接地は、C種接地工事です。
金属管工事は、乾燥している箇所だけでなく水気のある箇所、隠ぺい箇所に対しても施工が可能な工事です。しかし、金属管の屈曲時の条件や支線間の長さなどといった、決まりがいくつかあるので、把握しておかなければなりません。
金属管の屈曲回数は2回が限度です。3回以上の屈曲を行うと、通線作業が非常に困難となります。誤りです。
金属管工事及びケーブル工事は、基本的にどのような条件の箇所に対しても施工が可能です。
正しいです。
金属管の内側の曲げ半径は、その管の内径の6倍以上です。
正しいです。
強電流回路と弱電流回路の電線が混触するのを防止する際、その隔離距離は決まりはありませんが、隔壁を設ける等をして措置をとるのは有効です。
また、使用電圧が300V以下の場合なら、接地工事はD種接地工事でも問題ありません。
正しいです。
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