2級電気工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)前期
5 問9
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年)前期 5 問9 (訂正依頼・報告はこちら)
電気鉄道におけるパンタグラフの離線防止対策に関する記述として、不適当なものはどれか。
- トロリ線の張力を下げる。
- トロリ線の硬点を少なくする。
- トロリ線の勾配変化を少なくする。
- トロリ線の架線金具を軽くする。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
トロリ線に要求される性能には、高い導電率・耐熱性・耐摩耗性・耐候性・耐食性・疲労強度・引張強度があります。
トロリ線の高さ・左右偏差・勾配は、パンタグラフとの離線が生じないように構造設計され、トロリ線の性能と相まって、パンタグラフの離線防止が図られています。
トロリ線の摩耗によって、パンタグラフとの不完全接触や離線が生じるため、トロリ線の摩耗対策が次のように行われています。
➀ トロリ線の勾配と勾配変化点を少なくします。
② トロリ線の局部的な硬点を少なくします。そのために、架線金具を軽量化し、数を減らします。
③ トロリ線の張力を一定とするために、自動張力調整装置を使います。
④ パンタグラフの擦り板を改良し、過大な硬度のものは使用しないようにします。
⑤ トロリ線に耐摩耗性のものを使用し、または、ダブル化します。
× 誤りです。
張力を下げるのではなく。一定とします。
〇 正解です。
〇 正解です。
〇 正解です。
<まとめ>
トロリ線の摩耗対策です。
・トロリ線の勾配変化を少なくします。
・トロリ線の局部的な硬点を少なくします。
・トロリ線の架線金具を軽量化します。
・トロリ線の架線金具の数を減らします。
・トロリ線の張力を一定とします。
参考になった数22
この解説の修正を提案する
02
パンタグラフの離線防止方法としては、トロリ線の硬点や接続箇所を少なくし、勾配変化を小さくし、架線張力を大きくすること等が挙げられます。
トロリ線の張力を下げると、均一な高さが確保されず、離線のおそれがあります。
誤りです。
正しいです。
正しいです。
トロリ線のたるみを抑えるためには、軽い架線金具を使用することが有効です。
正しいです。
参考になった数8
この解説の修正を提案する
03
電気鉄道におけるパンタグラフの離線防止対策に関する問題です。
誤りです。
トロリ線はパンダグラフから押し上げられており、支持点間の中央は押し上げが大きいため、電車の進行に伴ってトロリ線は波状の動きの動きを繰り返します。
トロリ線の張力が下がると、波状の動きが大きくなり、パンダグラフとの離線につながります。
正しいです。
トロリ線の硬点を少なくすることで、パンタグラフの離線を防止できます。
正しいです。
トロリ線の勾配変化を少なくすることで、パンタグラフの離線を防止できます。
正しいです。
トロリ線の架線金具を軽くすることで、パンタグラフの離線を防止できます。
参考になった数3
この解説の修正を提案する
前の問題(問8)へ
令和4年度(2022年)前期問題一覧
次の問題(問10)へ