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2級電気工事施工管理技士の過去問 令和4年度(2022年)後期 2 問7

問題

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架空配電線路の保護に用いられる機器または装置として、不適当なものはどれか。
   1 .
避雷器
   2 .
放電クランプ
   3 .
高圧真空遮断器
   4 .
静止形無効電力補償装置
( 2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年)後期 2 問7 )
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この過去問の解説 (3件)

20

架空配電線路の保護に用いられる機器としては、避雷器、放電クランプ、高圧真空遮断器が挙げられます。

選択肢1. 避雷器

避雷器は、誘導雷等によって生じた過電流を安全に大地に逃し、架空配電線線路を保護します。

正しいです。

選択肢2. 放電クランプ

放電クランプは、過電圧によるフラッシオーバやアーク放電から、系統中のがいしや電線を保護します。正しいです。

選択肢3. 高圧真空遮断器

高圧真空遮断器は、真空バルブ内に生じるアークを拡散させることで遮断し、架空配電線路を保護します。正しいです。

選択肢4. 静止形無効電力補償装置

静止形無効電力補償装置は、系統における無効電力の調整に用いられるものです。

架空配電線路の保護とは無関係なので、誤りです。

付箋メモを残すことが出来ます。
3

架空配電線路の保護に用いられる機器または装置

➀ 避雷器

区分開閉器・変圧器・ケーブルヘッド名などの機器の設置個所に、雷サージの保護として設置されています。

② 放電クランプ

架空電線に雷撃を受けたときに発生する異常電圧により、フラッシュオーバが起こるため、それを放電クランプからがいし金具間で放電させ、がいしの破損や電線の断線を防止します。

③ 高圧真空遮断器

変電所は発電機からの電気を昇圧して、送電線に送ります。このときの事故が起きたときの保護として、遮断器があります。

変電所と扱う電圧の関係から種類の多い断器の1つが、真空遮断器です。

選択肢1. 避雷器

〇 正解です。

選択肢2. 放電クランプ

〇 正解です。

選択肢3. 高圧真空遮断器

〇 正解です。

選択肢4. 静止形無効電力補償装置

× 誤りです。

静止形無効電力補償装置は、電力計とからの指示によって、電圧変動を検知して素早く連続して無効電力の制御や調整を行い、電圧変動を軽減します。

静止形無効電力補償装置は、送電線路の調整装置で、保護装置には入りません。

2

架空配電線路を保護するために、様々な機器や設備が使用されています。

選択肢3. 高圧真空遮断器

高圧真空遮断器は、電路の開閉や事故電流の遮断をする為に使用されています。

他の継電器等から信号をもらい、回路の切り離しを行います。

選択肢4. 静止形無効電力補償装置

静止型無効電力補償装置は、送電網に対する無効電力の提供により、

電力系統(電圧、力率等)を安定させる為に使用されています。

架空配電線路の保護としては、使用されていません。

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