2級電気工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)後期
2 問10
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問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年)後期 2 問10 (訂正依頼・報告はこちら)
次の負荷を接続する分岐回路に漏電遮断器を使用することが、最も不適当なものはどれか。
- 浄化槽
- 冷却塔ファン
- 消火栓ポンプ
- 揚水ポンプ
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この過去問の解説 (3件)
01
電気設備が水に濡れてしまうと、容易に漏電が起きてしまいます。
水を取り扱う設備の電気回路には、漏電を検知して電路を断つ役割を持つ、
漏電遮断器を使用します。
消防設備の電源は、他の設備と一緒に遮断器を共有せずに、専用の遮断器を
設ける必要があります。他回路の漏電を検知して、分岐回路の遮断器が作動
してしまうと、消火栓ポンプの電源も一緒に遮断されてしまう為、火災時の
消防設備として機能しなくなってしまいます。
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02
漏電遮断器を設置すべき回路は、次のような回路です。
➀ 洗車場や厨房のような水気や湿気のある場所に設置する機器の回路
② 地下の階、1階の機械室の床に機器を設置する回路
③ 冷却ファン回路
④ 水中ポンプ回路
⑤ 浄化槽の回路
⑥ 屋外に設置する機器の回路
➀~⑥の共通点は、水気、水のある場所、水の溜まりそうな場所に設置する機器の回路です。
他にも、類似する機器の回路には、漏電遮断器を設置します。
〇 適切です。
〇 適切です。
× 不適切です。
消火栓ポンプで漏電を検知した場合、回路が遮断されますが、回路には、火災対策の機器や非常電源なども設置してある場合には、消火活動が停止してしまうため、消火栓ポンプの回路に漏電遮断器を取付けるのは、適切ではありません。
消防法でも設置が求められている、漏電火災警報器とします。
消防法では、消火栓ポンプの回路に漏電遮断器については、触れられていません。
〇 適切です。
<参考>
人日本消防設備安全センターが出している「ポンプ方式加圧送水装置等の試験基準及び判定基準」では、
・制御盤には、漏電遮断機構を設けないこと。
・過電流警報装置は、当該装置の試験用釦等の操作により、電動機過電流表示灯が点灯し音響を発すること。
となっています。
消防法施行令第22条では、警報設備には、漏電火災警報器の設置が義務付けられています。
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03
分岐回路に漏電遮断器を使用できないのは、消火栓ポンプです。
火災発生時に漏電も起きてしまえば、消火栓ポンプ用の電路が遮断され、消火を行えない可能性があるからです。
正しいです。
正しいです。
誤りです。
正しいです。
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