2級電気工事施工管理技士の過去問 令和4年度(2022年)後期 2 問13
この過去問の解説 (3件)
雷による異常電圧から送電機器を保護する為に、様々な保護システムが存在します。
碍子の両端等につけるものであり、雷撃による異常電圧から碍子を守るために使用されます。
鉄塔などの送電線で使用されるものであり、建築物の雷保護システムではありません。
水平導体には、落雷を受け止めるという役割があり、屋根等に取り付けます。
建築物の為の雷保護システムが、落雷から建物を保護する確率を表したものを、保護レベルといいます。
受雷部における、保護システムによる建物保護の方法の内の一つです。「回転球体法」の他に、「保護角法」、「メッシュ法」があります。
建築物等の雷保護は、JIS A 4201 で規定されています。
雷保護設備は、外部雷保護設備と内部雷保護設備に分けられます。
× 建築物等の雷保護システム用語ではありません。
雷サージによるフラッシュオーバを、アークホーン間で発生させ、後から来るアークををがいしから遠ざけ、がいしの破壊を防護します。
建築物等の雷保護とは異なるものです。
〇 建築物等の雷保護システム用語です。
外部雷保護設備の受雷部システムは、次の要素とその組合せからなります。
突針、水平導体、メッシュ導体
〇 建築物等の雷保護システム用語です。
雷保護システムが、建造物を雷保護設備で雷の影響から、保護する確率を表します。
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保護レベル 保護効率 非保護物
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Ⅰ 0.98 危険物の貯蔵・取り扱う建造物
Ⅱ 0.95
Ⅲ 0.90
Ⅳ 0.80 一般建造物
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〇 建築物等の雷保護システム用語です。
受雷部システムの配置は、次の方法を個別か組合せるかして、使用します。
保護角法、回転球体法、メッシュ法の3方式です。
建築物等の雷保護システムを理解することは、建築設計に関わることですので、結構難しいです。今後も出題される可能性がありますので、何の言葉があって、どの位置付けかを理解するだけで、良いでしょう。(JIS A 4201参照)
ただし、今回の問題は、アークホーンについて分かっていれば、アークホーンは建築物等の雷保護システムとは関係ないと分かりますので、JISの内容を知っていなくでも、他の3選択肢が該当のものと分かります。
雷保護システムには、水平導体、保護レベル、回転球体法があります。
アークホーンは、架線上のがいし等が破損するのを防止するためにあります。
誤りです。
水平導体、屋上に設置する受電部の構成要素です。
正しいです。
保護レベルは、雷から保護する確率のことで、4段階あります。
正しいです。
正しいです。
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