2級電気工事施工管理技士の過去問 令和4年度(2022年)後期 2 問14
この過去問の解説 (3件)
屋外に敷設する工事の種類であり、それぞれ、施工するにあたって施工条件があります。
木造以外の造営物に施工できます。
点検不能な隠蔽場所以外であり、木造以外の造営物に施工できます。
屋外では施工できません。
木造以外の造営物に施工できます。
金属管工事、ケーブル工事は基本的にどのような箇所にも施工が可能です。
バスダクト工事、金属ダクト工事は、乾燥した場所であって、展開されあるいは点検可能な箇所に対して施工可能です。しかし、バスダクト工事に限っては、その他(乾燥していない)の展開した場所にも施工が可能です。
正しいです。
正しいです。
誤りです。
正しいです。
低圧屋側電線路工事は、屋外の配線工事を、造営物に固定して配線工事を行うことです。「電技解釈」第110条に低圧屋側電線路の施設として、低圧屋側電線路の規定がされています。
この中で、金属管工事、バスダクト工事、ケーブル工事には、守るべき規定が決められていますが、金属ダクト工事については規定がありません。規定がないので、金属ダクト工事はできないということになります。
その理由は、「電技解釈」第156条にあります。ここでは、次の表に工事の種類と工事の可否が規定されています。
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施設区分 金属管 金属 バス ケーブル
ダクト ダクト
――――――――――――――――――――――――――――
展開した 乾燥場所 〇 〇 〇 〇
場所 湿気場所 〇 〇 〇
――――――――――――――――――――――――――――
点検できる 乾燥場所 〇 〇 〇 〇
隠ぺい箇所 湿気場所 〇 〇
――――――――――――――――――――――――――――
点検でき 乾燥場所 〇 〇
ない隠ぺい 湿気場所 〇 〇
箇所
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表から分かるように、金属ダクト工事は、展開した場所でも、湿気のある場所での工事はできません。
〇 適切です。
金属管工事は、木造以外の造営物に施設します。
〇 適切です。
バスダクト工事は、木造以外の造営物で、展開した場所又は点検できる隠ぺい場所だけに施設することができます。
× 不適切です。
金属ダクト工事は、屋外の湿気のある場所での工事はできません。
〇 適切です。
ケーブル工事は、鉛被ケーブル・アルミ被ケーブル・MIケーブルを使用する場合、木造以外の造営物に施設する必要があります。
ケーブルを造営材に沿わせて施設する場合、「電技解釈」第164条の規定に従って、施設します。
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