2級電気工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)後期
2 問15

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年)後期 2 問15 (訂正依頼・報告はこちら)

自動火災報知設備のP型1級発信機に関する記述として、「消防法」上、不適当なものはどれか。
  • 各階ごとに、その階の各部分から一の発信機までの歩行距離が50m以下となるように設けること。
  • 床面からの高さが0.8m以上1.5m以下の箇所に設けること。
  • 火災信号の伝達に支障なく、受信機との間で相互に電話連絡をすることができること。
  • 火災信号を受け、受信機に自動的に発信することができること。

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この過去問の解説 (3件)

01

自動火災報知設備の発信機については以下のものが挙げられます。

・外箱の色は赤色であること。

各階ごとに、その階の各部分から一の発信機までの歩行距離が50m以下となるように設けること。

床面からの高さが0.8m以上1.5m以下の箇所に設けること。

・火災時に支障なく、受信機との間で連絡が可能であること。

・火災信号の受信時に、それを確認できるランプを有していること。

選択肢1. 各階ごとに、その階の各部分から一の発信機までの歩行距離が50m以下となるように設けること。

正しいです。

選択肢2. 床面からの高さが0.8m以上1.5m以下の箇所に設けること。

正しいです。

選択肢3. 火災信号の伝達に支障なく、受信機との間で相互に電話連絡をすることができること。

正しいです。

選択肢4. 火災信号を受け、受信機に自動的に発信することができること。

P型1級発信機及びM型発信機では、受信時にそれを確認できるランプを有していなければなりません。誤りです。

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02

自動火災報知設備では、

➀ 設置基準、② 受信機の構造と機能、③ 感知器の構造と機能、④ 発信機の機能と構造、⑤ 設計(設置場所や取付け場所の面積や高さなどの位置情報)、⑥ 機器の取付け、⑦ 配線

が決められています。

今回の問題は、② 受信機の構造と機能と⑥ 機器の取付けからの出題です。

選択肢1. 各階ごとに、その階の各部分から一の発信機までの歩行距離が50m以下となるように設けること。

〇 適切です。

発信機の取付け方法は、発信機は、各階ごとに、階のどこの部分からでも歩行距離で、50 m以下の場所に設置する

選択肢2. 床面からの高さが0.8m以上1.5m以下の箇所に設けること。

〇 適切です。

発信機の取付け方法は、発信機は床面から高さ 0.8 m以上 1.5 m以下とする

選択肢3. 火災信号の伝達に支障なく、受信機との間で相互に電話連絡をすることができること。

〇 適切です。

P型1級発信機の構造と機能としては、火災信号の伝達に支障なく、発信機と受信機間で相互に、電話連絡が可能な装置を持っていること

選択肢4. 火災信号を受け、受信機に自動的に発信することができること。

× 不適切です。

P型1級発信機の構造と機能としては、火災信号は、押しボタンスイッチを押したときに伝達されること

火災信号を受け、受信機に自動的に発信する機能は、ありません。

まとめ

今回の問題では、② 受信機の構造と機能と⑥ 機器の取付けについて、2項目づつの出題でしたが、それぞれの項目には10項目ほど規定されています。

参考になった数20

03

P型発信機とは、火災受信器に、固有の火災信号を発信できる設備であり、手動で操作します。

選択肢1. 各階ごとに、その階の各部分から一の発信機までの歩行距離が50m以下となるように設けること。

発信機は、その階のどの部分からも、歩行距離が50m以下になるように取り付けます。

選択肢2. 床面からの高さが0.8m以上1.5m以下の箇所に設けること。

発信機は、誰でも操作できるように、0.8m以上1.5m以下の高さに設置する必要があります。

選択肢3. 火災信号の伝達に支障なく、受信機との間で相互に電話連絡をすることができること。

発信機には、受信機と通話することができる様に、通話ジャックが設けられています。

選択肢4. 火災信号を受け、受信機に自動的に発信することができること。

発信機は、手動で操作する設備であるため、自動で火災信号を送信できません。

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