2級電気工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)後期
2 問16
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問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年)後期 2 問16 (訂正依頼・報告はこちら)
非常用の照明装置に関する記述として、「建築基準法」上、誤っているものはどれか。ただし、地下街の各構えの接する地下道に設けるものを除く。
- 常用の電源及び予備電源の開閉器には、非常用の照明装置用である旨を表示をしなければならない。ただし、照明器具内に予備電源を有する場合は、この限りではない。
- 予備電源は、充電を行うことなく10分間継続して点灯させることができるものとする。
- 照明器具内に予備電源を有する場合は、電気配線の途中にスイッチを設けてはならない。
- LEDランプを用いる場合は、常温下で床面において水平面照度2 lx以上を確保することができるものとする。
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この過去問の解説 (3件)
01
非常用照明装置の予備電源は、停電が発生した際に素早くこれに切り替えることで、点灯を維持する必要があります。その継続時間は最低でも30分となります。
正しいです。
30分以上継続して点灯しなければなりません。
誤りです。
停電が発生した時に、確実に予備電源による点灯を行う必要があるので、スイッチを設けてはいけません。正しいです。
LEDランプや蛍光灯を用いる場合、水平面照度は2lx以上でなければなりません。
それ以外の場合は、1lx以上が条件となります。
正しいです。
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02
非常用照明装置は、「消防法施行令」第126条の5で規定されています。
非常用照明の構造や使用方法は、「非常用の照明装置の構造方法を定める件」(建設省告示)で、規定されています。
〇 正解です。
・常用電源の開閉器には、非常用の照明装置用である旨を表示しますが、照明器具内に予備電源があるときは、表示は不要です。
・予備電源の開閉器には非常用の照明装置用である旨を表示します。
× 誤りです。
・予備電源は、自動充電装置や時限充電装置を持つ蓄電池、あるいは蓄電池と自家用発電装置を組み合わせたもので充電することなく、30 分間継続して非常用の照明装置を点灯させること。
したがって、「10分間継続して」は誤りです。「30分継続して」とします。
〇 正解です。
電気配線について、照明器具内に予備電源がある場合は、電気配線の途中にスイッチは設けない。
この場合、これまでの電気配線の規定は適用しません。
〇 正解です。
性能として、非常用の照明装置は、常温下で床面で水平面照度 1ルクス以上を確保します。なお、蛍光灯かLEDランプを使うときは、2ルクス以上とします。
<参考>
非常用照明装置の規定で、選択肢では触れていない、他の関連事項を参考として記載します。
➀ 常用電源
・常用の電源は、蓄電池か交流低圧屋内幹線からの電源とします。
② 予備電源
・予備電源は、常用の電源が断たれたとき、自動的に切り替えて接続し、常用電源が復旧した場合には、自動的に復帰して切替えるようにします。
④ 電気配線
・電気配線を他の電気回路には接続しない。さらに、その途中に一般の者が、簡単に電源を遮断できる開閉器を設けない。
・照明器具の口出線と電気配線は直接接続し、その途中にコンセント・スイッチ・他類するものは設けない。
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03
非常用照明装置とは、火災や停電により、照明が転倒しない状況下でも、非常電源によって、室内や避難通路を照らします。
非常用照明装置の電源回路に使用される開閉器には、非常照明用の回路である旨の表示をする必要があります。
非常用照明装置の予備電源は、充電しない状態で、30分間、非常用照明を点灯できなければなりません。
非常時に照明を点灯する必要がある為、非常用照明装置の電源回路にスイッチを設けてはなりません。
LEDを使用した非常用照明装置は、常温下で床面において、水平面照度2lx以上を確保する必要があります。
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