2級電気工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)後期
4 問3

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年)後期 4 問3 (訂正依頼・報告はこちら)

図に示す、工事現場における工事費と施工期間の関係を表すグラフに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
問題文の画像
  • 直接工事費は、材料費や労務費のことであり、施工期間を短くすると増加する。
  • 間接工事費は、一般管理費や借地代等のことであり、施工期間を短くすると減少する。
  • 施工期間3か月のときの総費用は、約300万円である。
  • 施工期間4か月のときの総費用は、最小となる。
  • 施工期間5か月のときの直接工事費は、約200万円である。

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この過去問の解説 (3件)

01

直接工事費とは、材料費や労務費など施工に直接かかる費用です。

間接工事費とは、材料や資材の運搬、現場監督、その他管理を行う際にかかる費用です。

以上の費用は、施工期間に比例するものと反比例するものがあるので、施工期間が短すぎず長すぎないのが理想です。

選択肢1. 直接工事費は、材料費や労務費のことであり、施工期間を短くすると増加する。

直接工事費は、施工期間が短すぎると費用が嵩みます。

正しいです。

選択肢2. 間接工事費は、一般管理費や借地代等のことであり、施工期間を短くすると減少する。

間接工事費は、施工期間を短縮すれば減少できます。

逆に施工期間が長引けば、それだけ管理を維持しなければならず、費用が嵩みます。

正しいです。

選択肢3. 施工期間3か月のときの総費用は、約300万円である。

施工期間3か月のときの総費用を確認すると、約600万円です。

誤りです。

選択肢4. 施工期間4か月のときの総費用は、最小となる。

施工期間4か月のときの総費用は、最小の約600万円になっています。

正しいです。

選択肢5. 施工期間5か月のときの直接工事費は、約200万円である。

正しいです。

参考になった数15

02

工事現場における工事費は、直接工事費、間接工事費で構成されています。

直接工事費は材料費や労務費等の費用で構成され、間接工事費は現場管理費、共通仮設費、一般管理費等で構成されています。

選択肢1. 直接工事費は、材料費や労務費のことであり、施工期間を短くすると増加する。

正しいです。

選択肢2. 間接工事費は、一般管理費や借地代等のことであり、施工期間を短くすると減少する。

正しいです。

選択肢3. 施工期間3か月のときの総費用は、約300万円である。

グラフより、施工期間3か月時の総費用は、約600万円となります。

選択肢4. 施工期間4か月のときの総費用は、最小となる。

正しいです。

参考になった数4

03

工事費用は、直接費と間接費に分けられ、2つの費用を一緒にした費用が、総費用です。

選択肢1. 直接工事費は、材料費や労務費のことであり、施工期間を短くすると増加する。

〇 正しいです。

直接工事費は、作業員に支払う工賃や機器・材料費などです。工期を短くすると、残業や作業者応援が多くなり、直接工事費は高くなります。

選択肢2. 間接工事費は、一般管理費や借地代等のことであり、施工期間を短くすると減少する。

〇 正しいです。

間接費は、職員の給与や事務所賃貸料、電話や事務機器のリース料、事務雑費などです。工期を短くすると、給与やリース料などがなくなり、少なくなります。

選択肢3. 施工期間3か月のときの総費用は、約300万円である。

× 誤りです。

3ヶ月の総費用を見ると、650万円くらいになっていますので、300万円は誤りです。

選択肢4. 施工期間4か月のときの総費用は、最小となる。

〇 正しいです。

総費用のグラフから、最小位置は、4か月です。

選択肢5. 施工期間5か月のときの直接工事費は、約200万円である。

〇 正しいです。

直接工事費のグラフと5か月の交点は、約200万円です。

参考になった数2