2級電気工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)後期
4 問4

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年)後期 4 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

図に示すネットワーク工程表のクリティカルパスとして、正しいものはどれか。
ただし、◯内の数字はイベント番号、アルファベットは作業名、日数は所要日数を示す。
問題文の画像
  • ① → ② → ⑦ → ⑩ → ⑪
  • ① → ② → ④ → ⑤ → ⑨ → ⑩ → ⑪
  • ① → ③ → ⑥ → ⑧ → ⑩ → ⑪
  • ① → ③ → ④ → ⑤ → ⑥ → ⑧ → ⑩ → ⑪
  • ① → ③ → ④ → ⑤ → ⑥ → ⑧ → ⑨ → ⑩ → ⑪

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この過去問の解説 (3件)

01

ネットワーク工程表のクリティカルパスは、着工から工事完了まで、最も長い日数を要する経路です。

考えられる経路は、➀→④→⑤→⑨ ですが、④から次に進むには、②まで終わっているか、③まで終わっているかでないと、次にいけません。

➀→②→④は7日、➀→③→④は10日かかるため、⑤まで行く最長経路は、➀→③→④→⑤→⑨で、21日かかります。

次に、⑨→⑩に行くには、⑧まで終わっていないと⑨から次には行けません。

さらに、⑥→⑧に行くには、⑤→⑥が終わっている必要があるため、➀→⑥の経路は、➀→③→④→⑤→⑥→⑧という経路となり、26日要します。

以上から、次の2つの経路の候補が最長となるわけです。

(1) ➀→③→④→⑤→⑥→⑧→⑨→⑩→⑪

(2) ➀→③→④→⑤→⑥→⑧→⑩→⑪

(1)と(2)の違いは、⑨→⑩とするか、⑧→⑩とするかになりますが、⑧→⑩の方が7日かかるため⑨→⑩より1日多くかかります。

したがって、クリティカルパスは、(2)の経路となり、要する日数は、38日です。

ちなみに、(1)の経路では、37日かかります。

選択肢1. ① → ② → ⑦ → ⑩ → ⑪

× クリティカルパスではありません。

必要日数は、23日です。

選択肢2. ① → ② → ④ → ⑤ → ⑨ → ⑩ → ⑪

× クリティカルパスではありません。

必要日数は、29日です。

選択肢3. ① → ③ → ⑥ → ⑧ → ⑩ → ⑪

× クリティカルパスではありません。

必要日数は、32日です。

選択肢4. ① → ③ → ④ → ⑤ → ⑥ → ⑧ → ⑩ → ⑪

〇 クリティカルパスです。

必要日数は、38日です。

選択肢5. ① → ③ → ④ → ⑤ → ⑥ → ⑧ → ⑨ → ⑩ → ⑪

× クリティカルパスではありません。

必要日数は、37日です。

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02

このネットワーク工程表におけるクリティカルパスは、

① → ③ → ④ → ⑤ → ⑥ → ⑧ → ⑩ → ⑪の経路です。

この場合の各所要日数の合計は38日で、最大となります。

選択肢2. ① → ② → ④ → ⑤ → ⑨ → ⑩ → ⑪

②から④へは矢印が向いていませんので、そもそも経路としておかしいです。

誤りです。

選択肢3. ① → ③ → ⑥ → ⑧ → ⑩ → ⑪

この場合の所要日数の合計は、32日です。

最大の日数ではないので、誤りです。

選択肢4. ① → ③ → ④ → ⑤ → ⑥ → ⑧ → ⑩ → ⑪

この場合の所要日数の合計は38日で、

これが最大の日数です。正しいです。

選択肢5. ① → ③ → ④ → ⑤ → ⑥ → ⑧ → ⑨ → ⑩ → ⑪

この場合の所要日数の合計は、37日です。

最大の日数ではないので、誤りです。

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03

複数の工種が存在する現場で、工事を進めていく順序や必要日数を考慮して、作業同士の関係性やプロセスを可視化した工程表を、ネットワーク工程表といいます。

選択肢4. ① → ③ → ④ → ⑤ → ⑥ → ⑧ → ⑩ → ⑪

クリティカルパスとは、全工程を最短日数で完了する為の作業順序のことを言います。

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