2級電気工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)後期
6 問3
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問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年)後期 6 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
保安規程に関する記述として、「電気事業法」上、定められていないものはどれか。
- 保安規程は、事業用電気工作物の保安を監督する主任技術者が定める。
- 保安規程には、事業用電気工作物の運転又は操作に関することを定める。
- 保安規程は、保安を一体的に確保することが必要な事業用電気工作物の組織ごとに定める。
- 事業用電気工作物を設置する者及びその従業者は、保安規程を守らなければならない。
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この過去問の解説 (3件)
01
電気事業法の保安規定は、「電気事業法」第42条に定められ、「電気事業法施行規則」第50条に保安規定に定めることが、規定されています。
(1) 保安規定を定めること
事業用電気工作物を設置する者は、事業用電気工作物の工事・維持・運用の保安を一体的に進めるられるように、事業用電気工作物の組織ごとに保安規程を定める、ように規定されています。
(2) 保安規定を守ること
事業用電気工作物を設置する者とその従業者は、保安規程を守ることが、規定されています。
(3) 保安規定に定めること
保安規定に定める事項は、電気工作物について、次のような事項で構成します。
➀ 保安規程の遵守のための体制
② 職務及び組織
③ 主任技術者の職務範囲と権限及び組織上の位置付け
④ 保安教育
・ 関係法令及び保安規程の遵守
・ 保安技術
・ 保安教育の計画・実施・改善
⑤ 保安の計画と改善
・ 保安の方針と体制
・ 保安計画
・ 保安の実施
・ 保安の評価
・ 保安の改善
⑥ 保安文書の作成、変更、承認及び保存の手順
⑦ 保安文書の位置付け
⑧ 保安記録
⑨ 保安巡視・点検・検査
⑩ 事業用電気工作物の運転と操作
⑪ 発電用電気工作物の物品と役務の調達の内容と重要度に応じた管理
⑫ 発電所などの運転停止期間中の保全方法
⑬ 災害・非常時の措置
⑭ 保安規程の定期的な点検と改善
⑮ その他工事・維持・運用に関する保安事項
× 定められていません。
解説の(1)に定めるように、事業用電気工作物を設置する者が保安規定を定めると書かれています。事業用電気工作物を設置する者が誰かは定められていません。
○ 正解です。
解説の(3)-⑩ に定められています。
○ 正解です。
解説の(1)に書かれている通りです。
○ 正解です。
解説の(2)の通りです。
電気事業法」第42条及び「電気事業法施行規則」第50条は、もっと複雑で分かり難く書かれていますので、解説では、大幅に削除して、趣旨だけを記述しています。
詳細は、法文を参照して下さい。
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=339AC0000000170
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=407M50000400077
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02
保安規程に関する問題です。
✕ 誤りです。
保安規定は、事業用電気工作物を設置する者が定めます。
通常は、社長、所長などの組織の責任者が定めます。
〇 正しいです。
〇 正しいです。
〇 正しいです。
保安規定は、電気主任技術者が定めるものとして勘違いされてる方がいらっしゃると思いますので、注意が必要です。
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03
電気工作物の維持、運用、保安に関して定めた規定を、保安規定と言います。
保安規定は、事業用工作物の設置者が定めるものです。
保安規定には、事業用電気工作物の運転または操作といった、運用に関わることが定められています。
保安規定は、規定順守の為の事業用電気工作物の組織ごとに定められています。
事業用電気工作物の設置者及び従事者には、保安規定の順守が規定されています。
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