2級電気工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)前期
1 問12

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年)前期 1 問12 (訂正依頼・報告はこちら)

三相誘導電動機の特性に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 負荷が増加すると、回転速度は遅くなる。
  • 滑りが減少すると、回転速度は速くなる。
  • 極数を少なくすると、回転速度は速くなる。
  • 電源周波数を低くすると、回転速度は速くなる。

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この過去問の解説 (3件)

01

三相誘導電動機の特性に関する問題です。

選択肢1. 負荷が増加すると、回転速度は遅くなる。

〇 正しいです。

負荷が重くなると、誘導電動機は回転エネルギーを増やす方に推移します。

回転速度が遅くなるほど滑りが大きくなり、電流値も増えます。

選択肢2. 滑りが減少すると、回転速度は速くなる。

〇 正しいです。

滑りが減少すると回転力が減少し、回転速度は速くなります。

選択肢3. 極数を少なくすると、回転速度は速くなる。

〇 正しいです。

極数が少ないほど、回転体上での1サイクルの長さが短くなるので、回転速度は

速くなります。

選択肢4. 電源周波数を低くすると、回転速度は速くなる。

✕ 誤りです。

誘導電動機は、電源周波数よりわずかに遅い回転速度で回転するので、

電源周波数が低くなると、回転速度は遅くなります。

まとめ

誘導電動機は、電源周波数より僅かに遅い速度で回転することによって、

回転力を発生しています。

この事の理解が重要です。

参考になった数14

02

この問題も暗記問題です。

問題文を注意して読みましょう。誤りの記載を選べば正答です。

選択肢1. 負荷が増加すると、回転速度は遅くなる。

誤答です。

※記載事項は正しい

選択肢2. 滑りが減少すると、回転速度は速くなる。

誤答です。

※記載事項は正しい

選択肢3. 極数を少なくすると、回転速度は速くなる。

誤答です。

※記載事項は正しい

選択肢4. 電源周波数を低くすると、回転速度は速くなる。

正答です。

※記載事項は誤り

誘導電動機の回転速度は、周波数に比例するので周波数が低くなれば、回転速度は遅くなります。

まとめ

この手の問題は、暗記していて落ち着いていれば安心な問題です。

問題文を読みましょう。

参考になった数3

03

三相誘導電動機の特性に関する問題です。

選択肢1. 負荷が増加すると、回転速度は遅くなる。

正しいです。

電動機に負荷をかけると回転速度は遅くなります。

選択肢2. 滑りが減少すると、回転速度は速くなる。

正しいです。

回転子の回転速度Nは、N=NS(1-S)となり、滑りSが減少すると回転速度は速くなります。

選択肢3. 極数を少なくすると、回転速度は速くなる。

正しいです。

同期速度NSは次式で表します。

 NS=120fp[min-1

この式より極数pを少なくすると、回転速度は速くなります。

選択肢4. 電源周波数を低くすると、回転速度は速くなる。

誤りです。

同期速度NSは次式で表します。

 NS=120fp[min-1

この式より周波数fを低くすると、回転速度は遅くなります。

参考になった数2