2級電気工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)前期
3 問6

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年)前期 3 問6 (訂正依頼・報告はこちら)

コンクリートに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 生コンクリートのスランプが小さいほど、流動性が大きい。
  • コンクリートは、セメントと水の化学反応により凝結・硬化する。
  • コンクリートは、腐食しないので、土や水に接する場所に使用できる。
  • 空気中の二酸化炭素により、コンクリートのアルカリ性は表面から失われて中性化していく。

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この過去問の解説 (3件)

01

コンクリートの特性に関する問題です。

選択肢1. 生コンクリートのスランプが小さいほど、流動性が大きい。

✕ 誤りです。

スランプは、コンクリートの流動性を表す指標です。

スランプが大きいほど、流動性が大きくなります。

選択肢2. コンクリートは、セメントと水の化学反応により凝結・硬化する。

〇 正しいです。

コンクリート打設直後は、水分の管理が重要です。

選択肢3. コンクリートは、腐食しないので、土や水に接する場所に使用できる。

〇 正しいです。

鉄などと比べて、耐腐食性が強く、土木構造物に適しています。

選択肢4. 空気中の二酸化炭素により、コンクリートのアルカリ性は表面から失われて中性化していく。

〇 正しいです。

中性化していくと、鉄筋コンクリート中の鉄筋を腐食させる原因になります。

まとめ

コンクリートはもともとアルカリ性なので、鉄筋コンクリートの鉄筋を

錆から守る性質があるのですが、これが中性化していくと、鉄筋が錆びて膨張し、

クラックを生じたりします。

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02

コンクリートに関する設問です。

選択肢1. 生コンクリートのスランプが小さいほど、流動性が大きい。

コンクリートのスランプ値は、硬化前のコンクリートの軟らかさを示す値で、その値が大きいほど軟らかく流動性が大きいです。

したがって、誤りです。

選択肢2. コンクリートは、セメントと水の化学反応により凝結・硬化する。

コンクリートは、セメントと水の水和反応により固まります。

したがって、正しいです。

選択肢3. コンクリートは、腐食しないので、土や水に接する場所に使用できる。

鋼材などと比較してコンクリートは腐食しにくいです。

したがって、正しいです。

選択肢4. 空気中の二酸化炭素により、コンクリートのアルカリ性は表面から失われて中性化していく。

中性化とは、空気中の二酸化炭素とコンクリート中の水酸化カルシウムが反応して、コンクリートのアルカリ性が失われていくことです。

中性化が進行すると鉄筋の腐食につながり、さらに鉄筋の膨張によりコンクリートのひび割れに発展します。

したがって、正しいです。

まとめ

基本的な知識なので、理解しましょう。

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03

コンクリートに関する設問です。

内容を暗記しましょう。

スランプが大きいほど、流動性が大きくなります。

他の選択肢は適切な説明です。

選択肢1. 生コンクリートのスランプが小さいほど、流動性が大きい。

正答です。

※記載事項は誤り

選択肢2. コンクリートは、セメントと水の化学反応により凝結・硬化する。

誤答です。

※記載事項は正しい

選択肢3. コンクリートは、腐食しないので、土や水に接する場所に使用できる。

誤答です。

※記載事項は正しい

選択肢4. 空気中の二酸化炭素により、コンクリートのアルカリ性は表面から失われて中性化していく。

誤答です。

※記載事項は正しい

参考になった数2