2級電気工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)前期
5 問4

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年)前期 5 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

停電作業を行う場合の措置に関する記述として、「労働安全衛生法」上、誤っているものはどれか。
  • 開路に用いた開閉器は、施錠し、その開閉器に通電禁止に関する表示を行ったので、監視人の配置を省略した。
  • 開路した高圧電路の停電を確認したので、短絡接地器具を用いて短絡接地した。
  • 開路した電路に電力コンデンサが接続されていたので、残留電荷を放電した。
  • 開路した高圧電路に再度通電する際に、感電の危険が生ずる恐れがないことを確認したので、短絡接地器具の取外しの確認を省略した。

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この過去問の解説 (3件)

01

停電作業を行う場合の措置に関する問題です。

選択肢1. 開路に用いた開閉器は、施錠し、その開閉器に通電禁止に関する表示を行ったので、監視人の配置を省略した。

〇 正しいです。

開路に用いた開閉器は、ヒトが勝手に操作できないようにしなければなりません。

選択肢2. 開路した高圧電路の停電を確認したので、短絡接地器具を用いて短絡接地した。

〇 正しいです。

短絡接地は、万が一の誤送電の際に、作業員を感電から守ってくれます。

選択肢3. 開路した電路に電力コンデンサが接続されていたので、残留電荷を放電した。

〇 正しいです。

電力コンデンサに電荷が残っていると、作業員が感電する恐れがあります。

選択肢4. 開路した高圧電路に再度通電する際に、感電の危険が生ずる恐れがないことを確認したので、短絡接地器具の取外しの確認を省略した。

✕ 誤りです。

短絡接地器具を取り外さないで復電した場合、三相短絡の大事故になります。

短絡接地器具の取り外しの確認は、必ず複数人で行います。

まとめ

これらの措置を正しく行わないと、

いずれも感電や機器損壊につながる重大な事故となるため、

確実な確認が必要になります。

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02

停電作業を行う場合の措置に関する設問です。

選択肢1. 開路に用いた開閉器は、施錠し、その開閉器に通電禁止に関する表示を行ったので、監視人の配置を省略した。

正しいです。

施錠した鍵も適切に管理しましょう。

選択肢2. 開路した高圧電路の停電を確認したので、短絡接地器具を用いて短絡接地した。

正しいです。

万が一作業中に送電した場合や、充電部からの誘導(静電誘導・電磁誘導)による災害を防止するため、作業場所に近くに必ず接地しましょう。

選択肢3. 開路した電路に電力コンデンサが接続されていたので、残留電荷を放電した。

正しいです。

短絡接地器具を取り付ける際に、残留電荷を放電させましょう。

選択肢4. 開路した高圧電路に再度通電する際に、感電の危険が生ずる恐れがないことを確認したので、短絡接地器具の取外しの確認を省略した。

誤りです。

短絡接地器具の取外しを失念した場合、送電によって三相短絡の危険があります。

接地外しまで確実に確認しましょう。

まとめ

停電をしていても、充電部からの誘導による感電で死傷する場合があります。

必ず作業場所の近くに接地を付けるよう心がけましょう。

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03

復電時には、確実な確認を行ってから作業をします。

怠ると大事故になるので、接地短絡器具の取り外しは確実に確認・作業します。

選択肢1. 開路に用いた開閉器は、施錠し、その開閉器に通電禁止に関する表示を行ったので、監視人の配置を省略した。

誤答です。

※記載事項は正しい

選択肢2. 開路した高圧電路の停電を確認したので、短絡接地器具を用いて短絡接地した。

誤答です。

※記載事項は正しい

選択肢3. 開路した電路に電力コンデンサが接続されていたので、残留電荷を放電した。

誤答です。

※記載事項は正しい

選択肢4. 開路した高圧電路に再度通電する際に、感電の危険が生ずる恐れがないことを確認したので、短絡接地器具の取外しの確認を省略した。

正答です。

※記載事項は誤り

参考になった数2