2級電気工事施工管理技士 過去問
令和5年度(2023年)後期
問33 (3 問2)

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年)後期 問33(3 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

山留め(土留め)壁工事において、遮水性が求められる壁体の種類として、最も不適当なものはどれか。
  • 鋼矢板(シートパイル)
  • 親杭横矢板
  • 鋼管矢板
  • ソイルセメント

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この過去問の解説 (3件)

01

土留め工事は、掘削工事によってト社が崩れ落ちるのを防ぐために、壁の仮設構造物を設置して土砂を押し留める工事です。

壁の構造物には、選択肢にあるようないろいろな種類の構造形式があります。

選択肢1. 鋼矢板(シートパイル)

\_/型の鋼板を何枚もつなぎ合わせて壁とするもので、止水性が高いの特徴です。

選択肢2. 親杭横矢板

杭を打って、その間に板を固定して壁とする方式で、止水性がありませんので、止水性が必要であれば、特殊な止水処理をする必要があります。

安価にできるというメリットがあります。

選択肢3. 鋼管矢板

鋼管をつなぎ合わせて壁とする方式で、止水性があります。

剛性が大きいため地盤変形に対処できます。

選択肢4. ソイルセメント

現場の土と特殊セメントを混合し、内部に応力材を入れて壁とした方式で、止水性があります。

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02

山留めとは地盤を掘削する時に周りの地盤が崩れないよう、建物が倒れないように設ける壁の構造物の事です。

選択肢1. 鋼矢板(シートパイル)

正となります。遮水性があります。

選択肢2. 親杭横矢板

誤りとなります。親杭と横矢板間、横矢板同士の間にすきまができてしまうため、遮水性がありません。

選択肢3. 鋼管矢板

正となります。遮水性があります。

選択肢4. ソイルセメント

正となります。遮水性があります。

まとめ

過去にも出題されているので、暗記しましょう。

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03

山留め(土留め)壁工事の遮水性(止水性)とは 土留め壁が地下水などの水をどの程度遮断できるかを示すものです。

山留め(土留め)の工法によって止水性や剛性、コスト、工期 などに特徴があります。

選択肢1. 鋼矢板(シートパイル)

正しいです。

 

シート状の鉄板を杭のように打ち込んで壁を作る工法です。
●長所: 親水性が高く、剛性も高いため、地下水の浸入を防ぎ、強固な構造を提供します。
●短所: コストが高く、材料費が高いです。

選択肢2. 親杭横矢板

誤りです。

 

親杭(H鋼やI鋼)を打ち込み 親杭の間に横向きに矢板を設置する工法です。一般的に木製の矢板を使用するため 水を遮断することができません。
●長所: コストが比較的安価で、比較的短い工期で施工可能です。
●短所: 親水性が低く、剛性も中程度です。

選択肢3. 鋼管矢板

正しいです。

 

鋼管を杭のように打ち込んで壁を作る工法です。
●長所: 剛性が高く、比較的安定した構造を提供します。
●短所: コストが中程度で、工期も中程度です。

選択肢4. ソイルセメント

正しいです。

 

ソイルセメント(土とセメントを混ぜたもの)で壁を作る工法です。
●長所: 親水性が高く、地下水の浸入を防ぎます。
●短所: 工期が長く、剛性も中程度です。

まとめ

各土留め工法の 止水性、剛性、コスト、工期 の特徴を覚えておきましょう。

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