2級電気工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)後期
5 問3

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この過去問の解説 (1件)

01

絶縁抵抗試験では絶縁抵抗計(メガー)を使用し、電気設備や電路の最大使用電圧に応じたメガーを選定します。

絶縁抵抗測定に当たっては、選択肢にあることに留意して実施します。

選択肢1. 高圧ケーブルの各心線と大地間を、500Vの絶縁抵抗計で測定した。

600V を超える電路・機器・設備などの高圧絶縁試験は、1000 Vメガーを使用します。

500 Vメガーは、400Vの低圧電路や機器の維持管理、100V・200V・400Vの低電圧電路の竣工時の絶縁測定、600V以下の低電圧電路や機器の絶縁測定で使用します。

選択肢2. 測定回路に漏電遮断器が設置されていたので、線間は測定しなかった。

漏電遮断器が設置されている電路の電線相互間の測定を行ってはいけません。

選択肢3. 高圧設備の測定時には、初めに充電電流が流れるので、十分に時間をかけて指針が安定してから読んだ。

ケーブルが長いなどの対地静電容量の大きい回路は、試験機の指針が安定してから、絶縁値の測定をします。

選択肢4. 測定前に絶縁抵抗計の接地端子(E)と線路端子(L)を短絡し、スイッチを入れて指針がゼロ(0)を示すことを確認した。

問題文の通りに接地状態が正しいことを確認します。

0でない場合は、漏電していた場合、正しく絶縁測定ができません。

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