2級電気工事施工管理技士 過去問
令和5年度(2023年)後期
問52 (5 問10)
問題文
建築物等に設ける防犯設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年)後期 問52(5 問10) (訂正依頼・報告はこちら)
建築物等に設ける防犯設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- ドアスイッチは、扉の開閉を検知するため、リードスイッチ部を建具枠に、マグネット部を扉にそれぞれ取り付けた。
- 赤外線遮断検知器は、侵入者を検知するため、窓際に取り付けた。
- パッシブセンサは、熱線を放出して侵入者を検知するため、外壁に取り付けた。
- センサライトは、ライトを点灯して侵入者を威嚇するため、外壁に取り付けた。
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この過去問の解説 (3件)
01
一般建築物に取付けられる防犯設備には、色々ありますが、目的は外部からの侵入者の発見です。大きな設備の防犯ではテレビカメラが効果的ですが、一般的でないため、検知器を使って、侵入者の発見をします。
正
内部にリードスイッチを内蔵したスイッチを建具枠に取付け、マグネットで開閉を検知します。
基本構造は、リードスイッチとマグネットによる検知ですが、専用のアクチェータを使うと、誤作動などの防止が図れます。
正
侵入者が放つ赤外線を検知する検知器です。
設置場所は、侵入者が入りやすい窓際などに取付けます。
誤
パッシブセンサは、侵入者が発する赤外線を受信して検知するものです。
熱線式アクティブセンサは、赤外線を発して、赤外線が遮られたときに、侵入者として検出します。
正
センサライトは、侵入者の熱を感知して、自動的に照明を一定時間点灯する装置です。
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02
防犯センサの特徴を掴んでおきましょう。
●パッシブセンサ
人から発せられる遠赤外線を感知します。
●マグネットスイッチ
磁石が離れた事を感知します。ドアやシャッターの開閉センサーに用いられます。
●ガラス破壊センサ
ガラスが割れた音(非接触型)やガラスが割れた際の振動(接触型)を感知します。
●赤外線センサ
赤外線を遮られた状態を感知します。敷地の境界線や建物の侵入口に用います。
正しいです。
マグネットスイッチによるドア開閉センサの説明です。リードスイッチ部とマグネット部を取り付ける位置に決まりはありませんが、リードスイッチ部を建具側に取り付けた方が経済的です。
正しいです。
赤外線センサは周囲の環境に影響されにくい特徴があります。
誤りです。
パッシブセンサは 人などから発せられる遠赤外線を感知して作動します。パッシブ(受動)の名の通り、センサから対象物に熱線を放出しません。熱線などを放出するセンサは アクティブ(能動型)センサ と呼びます。
正しいです。
ライトを侵入者に向けて照射することで抑止効果を発揮します。防犯計画では センサで検知するとともに 威嚇、録画、通報の方法も検討します。
選択肢の説明文が限定的な用途で書かれていて迷うケースがあるかもしれません。説明文の使用場面をイメージして、使用方法が合っているか考察しましょう。
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03
防犯設備には、下記のような項目が挙げられます。
①ドアスイッチ
②ガラス破壊センサ
③熱センサ式パッシブセンサ
④センサライト
上記記載①に該当します。
リードスイッチとは、マグネット(磁気)で作動する電気スイッチの一種です。
ドアスイッチは、ドアの開閉に応じて、リードスイッチとマグネットの接点を出力をします。
ドアの開閉時に室内の照明を点灯あるいは消灯させます。
上記③に該当します。
赤外線遮断機は、赤外線を利用して、赤外線エリアを遮ることで侵入者を検知します。
赤外線(熱)の変化を検知するため、人体以外でも熱の変化があれば点灯します。
2.の赤外線遮断検知器と同様、人体から放出される熱線を検知します。
パッシブセンサが熱線を放出するのではありません。
従って、誤りです。
上記④に該当します。
赤外線や、超音波等のセンサーで、人の動きや熱を検知します。
設置場所は、人が頻繁に通る場所や死角となる場所に取り付けます。
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