2級電気工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)後期
問9 (ユニットB 問5)
問題文
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問題
2級電気工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年)後期 問9(ユニットB 問5) (訂正依頼・報告はこちら)
- 光束発散度は、受光面の単位面積あたりに入射する光束の大きさである。
- 視感度は、ある波長の放射エネルギーが、人の目に光としてどれだけ感じられるかを表すものである。
- 光束は、光源の放射束のうち、人の目に光として感じるエネルギーである。
- グレアは、視野の中に輝度の高いものがあることにより、目の不快感や物の見えにくさが生じる視覚の状態である。
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題は、照明に関する用語や原理の正しい理解が求められています。
特に「光束発散度」や「視感度」など、専門用語の意味が問われています。
不適当です。
これは照度の説明になっています。
「光束発散度」とは、ある面から放射される単位面積あたりの光束を指します。
つまり、「面がどれだけ光を出しているか」の量です。
一方、「受光面に入ってくる光束の量」は照度と呼ばれ、意味が異なります。
この問題は、最も不適当なものを選ぶ問題なので、この選択肢が正解です。
正しい記述です。
視感度とは、波長による人の目の感じやすさを数値化したものです。
人間の目は緑(555nm付近)をもっとも強く感じます。
正しい記述です。
放射束が物理的なエネルギー量であるのに対し、光束は視感度を加味した人間の感覚に基づく光の量を表します。
単位はルーメン(lm)です。
正しい記述です。
グレアは、強すぎる光が視界に入ることで、まぶしさや視認性の低下を引き起こします。快適な照明環境では避けるべき現象です。
「光束発散度」の定義を誤って「受光面に入る光束の量」としている選択肢は不適当です。
正しくは、「面が放射する光束の密度」を表します。
照度との違いを押さえておくことが大切です。
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02
照明に関する問題です。
誤
光束発散度は、受光面の単位面積から発散する光束の大きさである。
光束発散度Mは、ある面の単位面積Aから発散する光束Fのことで、光束密度です。
M=F/A [lm/m2] (lm:ルーメン)
正
問題文通りの内容です。
同じエネルギーの光でも、目で感じる強さは異なって、一般的には黄緑色が最も良く感じられます。
このように、光の波長によって異なる明るさの感じ方を、分光視感度といい、単に視感度とも言います。
正
問題文通りの内容です。
光源から放射される放射束を、人間の目の感度を基準に測ったエネルギー量です。
光束は記号Fで表し、[lm]ルーメンが単位です。
正
問題文通りの内容です。
視野内にある照明器具の輝度が高いことで、視野内の輝度分布が不適切になったり、不快を感じたり、細かいものや対象物を見る能力が低下することです。
JISの定義では、以下のように表記されます。
グレアは、視野内の輝度の分布、その値の不適切さ、極端な対比があることで、不快または細かいもの、または対象物を見る能力の低下が生じる視覚の状態のことです。
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