2級電気工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)後期
問23 (ユニットC 問13)
問題文
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問題
2級電気工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年)後期 問23(ユニットC 問13) (訂正依頼・報告はこちら)
- 高圧キュービクル内にある高圧計器用変成器の二次側電路
- 屋内の金属管工事において、使用電圧100Vの長さ10mの金属管
- 使用電圧が200Vの電路に接続されている、人が触れるおそれがある場所に施設する電動機の金属製外箱
- 高圧の電路に施設する避雷器
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この過去問の解説 (2件)
01
不適当な記述は、
→ 高圧の電路に施設する避雷器
です。
この部分はD種ではなく、C種接地工事を行う必要があるため、「D種接地工事を施す箇所」としては不適切です。
適切な記述です。
計器用変成器(PT)の二次側は低圧ですが、高圧と絶縁された部分であり、感電防止の観点からD種接地工事が必要です(解釈 第124条)。
適切な記述です。
「電気設備の技術基準とその解釈」第125条第1項において、金属管が8mを超える場合、D種接地工事を施すこととされています。
10mであれば接地が必要なので、D種接地工事の対象となります。
適切な記述です。
「解釈 第129条」では、人が触れるおそれがある金属製外箱には、感電防止のためD種接地工事を施すことと定められています。
これが不適当な記述です。
高圧電路に施設する避雷器は、C種接地工事の対象です。
避雷器の接地は、D種ではなくC種(接地抵抗10Ω以下)が求められます(解釈 第122条)。
したがって、D種接地工事を施す箇所としては不適当です。
この問題は、最も不適当なものを選ぶ問題なので、この選択肢が正解です。
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02
「電技解釈」上の、D種接地工事を施す箇所に関する問題です。
正
D種接地工事を施工する。
「電技解釈第28条(計器用変成器の2次側電路の接地)」
【 高圧計器用変成器の2次側電路は、D種接地工事を施します。 】
正
D種接地工事を施工する。
「電技解釈第159条(金属管工事)」
第3項第4号
【 低圧屋内配線の使用電圧が 300V 以下の場合、管には、D種接地工事を施します。
ただし、次のイ、ロに該当する場合は、必要ありません。
イ 管の長さが4m以下のものを乾燥した場所に施設する場合
ロ 屋内配線の使用電圧が、直流 300 Vまたは交流対地電圧150 V以下の場合、電線管の長さが8m以下で、簡易接触防護措置を施すとき、あるいは乾燥した場所に施設する場合。 】
正
D種接地工事を施工する。
「電技解釈第29条(機械器具の金属製外箱等の接地)」
【 電路に施設する機械器具の金属製の台や外箱(「金属製外箱等」)には、使用電圧の区分に応じ、29-1表に規定する接地工事を施します。
ただし、外箱を充電して使用する機械器具に、人が触れるおそれがないように、さくを設けて施設する場合や絶縁台を設け施設する場合は、設置は不要です。 】
表29-1
誤
D種接地工事ではなく、A種接地工事を施工する。
「電磁解釈第37条(避雷器等の施設)」
第3項
【 高圧及び特別高圧の電路に施設する避雷器には、A種接地工事を施します。 】
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