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介護福祉士の過去問 第23回(平成22年度) 形態別介護技術 問119

問題

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次の事例を読んで、問題について答えなさい。
【事例】
Lさん(78歳、男性)は、脳卒中後遺症で左片麻痺と麻痺性構音障害がある。自宅復帰を目的に、つい先日、 病院から介護老人保健施設に入所したところである。妻によるとLさんは若いころから口数が少なく控えめな人だという。
現在、Lさんの発語ははっきり聞き取れない状態である。リハビリ室では言語聴覚士と共に、ゆっくり単語を話す 練習をしている。Lさんは普段は穏やかだが妻の面会時に、顔を真っ赤にして怒っている様子が見られた。その後、 妻が介護従事者に「私が来るといつも夫が怒るんです。つらくて…」と相談に来た。

【問題】
Lさんの食事の支援方法として、適切なものを一つ選びなさい。
   1 .
介助する場合、左側から介助する。
   2 .
スプーンは大きめのものにする。
   3 .
喉にゴロゴロという音(湿性嗄声)がしたら、食事は一旦中止する。
   4 .
嚥下のペースが遅くなれば、介助者が介助して食べてもらう。
   5 .
好きなテレビ番組を見ながら食べる。
( 介護福祉士国家試験 第23回(平成22年度) 形態別介護技術 問119 )
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この過去問の解説 (3件)

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正解は、3です。
麻痺性構音障害のある方ということは、喉のあたりに麻痺があるということですので、飲み込みにも支障があると考えられます。
食事中にゴロゴロと湿性嗄声が出てきたということは、誤嚥を疑います。
すぐに食事を中止し、口の中を確認して誤嚥をしていないかどうかチェックしましょう。

付箋メモを残すことが出来ます。
24
1:× 左片麻痺があるため、介助する場合は右側から介助する。麻痺側にあるものをあると認識しない・できない「無視」という状況があれば、麻痺側から介助しても、見えないため健側から介助する。麻痺側は嚥下能力が悪かったり、落ちている場合もあるので、健側から介助する。
2:× スプーンを大きめのものにすると1回量が多いため、上手く飲み込めず誤嚥の危険性が高まる。
3:○ 喉にゴロゴロという音がしたら、食事は一旦中止する。誤嚥の確認をする必要がある。
4:× 本人のペースに合わせて食べてもらうことが良い。
5:× テレビを見ながら食べると、食事に集中できない。そのため誤嚥の危険性が高まる

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解答 3
構音障害がある利用者は嚥下障害もある事が多いです。湿性嗄声が出ていたら誤嚥している可能性があるので食事を一旦中止しましょう。

<片麻痺がある方への食事介助>
・安定した姿勢が保持できるように、必要であればポジショニングを行います。
・介助は健側から行います(患側の口腔内に食塊が溜まりやすいため)。
・誤嚥に注意します。

<嚥下障害がある方への食事介助>
・誤嚥しやすい食べ物で形態や一口の量も工夫します。
・安定した姿勢で食べられるよう心掛けます。
・食事中は嚥下に集中できるように環境を整えます。
・せき込んだり喘鳴、湿性嗄声があれば誤嚥の危険があります。

Lさんは麻痺性構音障害があるため、嚥下障害がある可能性が高いです。

1 片麻痺のある利用者さんへの食事介助は健側から行うことが基本です。
2 スプーンは小さくして一口量を少なくしましょう。
4 Lさんのペースで食べてもらうようにしましょう。
5 テレビを見ながらでは嚥下への集中の妨げになります。嚥下に集中できる環境を整えましょう。


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