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介護福祉士の過去問 第31回(平成30年度) 介護過程 問65

問題

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Gさん(79歳、男性)は認知症対応型共同生活介護(グループホーム)に入居している。短期目標を「なじみの店で買物ができる(2か月)」として、月3回の買物を計画し実施した。初回は順調であったが、2回目にレジで後ろに並ぶ人から、「遅い、早くして」と言われて、H介護福祉職が支払った。GさんはH介護福祉職に、「ほしい物を選んでも、自分で支払わないと買った気にならん」と言い、その後、楽しみにしていた買物に行かなくなった。

ICF(International Classification of Functioning, Disability and Health:国際生活機能分類)の視点に基づいて介護計画の内容を見直すにあたり、最も配慮すべき構成要素を1つ選びなさい。
   1 .
身体構造
   2 .
個人因子
   3 .
心身機能
   4 .
環境因子
   5 .
活動
( 介護福祉士国家試験 第31回(平成30年度) 介護過程 問65 )
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この過去問の解説 (3件)

54
Gさんは、「なじみのお店で、自分で好きな商品を選んで、支払いまでする」ということが、当初の短期目標としていました。今回、Gさんの目標としていることの中で、「自分で支払いもする」ということができなかったことによって、「行きたくない」というマイナス要因を生んでしまったと推測されます。
この場合、「支払いをする」、というGさんの活動を制限してしまったことに注目しがちですが、なぜできなかったのか?という4の環境因子にも配慮するべきであったと思われます。
なので、正解は4になります。

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42
最も配慮すべき構成要素は4です。

文中にあるICFの視点とは、障害を個人の問題として捉えるのではなく、環境との関係を踏まえて捉えていくという考え方です。
Gさんの買い物は初回は順調でした、2回目は「遅い、早くして」と言われたこと、支払いを介護福祉職がしてしまったことが影響しています。これは人的環境に相当します。よって4が正解です。

他の選択肢については以下のとおりです。

1.配慮すべき構成要素に該当しません。
身体構造とは、指の関節、胃、腸、皮膚などの構造面を指します。

2.配慮すべき構成要素に該当しません。
個人因子とは年齢、性別、生活歴、学歴、職業歴などのことを指します。

3.配慮すべき構成要素に該当しません。
心身機能とは、手足の動き、視覚や聴覚、内臓の機能や精神面などのことを指します。

5.配慮すべき構成要素に該当しません。
活動とは日常生活動作だけでなく、職業的活動や余暇活動なども含む社会生活で必要とする活動全般を指します。

28
1.誤 Gさんに身体構造の障害はないため誤りです。

2.誤 生活やライフスタイルの障害ではないため誤りです。

3.誤 Gさんの「自分で買い物の支払いをしたい」という発言から認知症が最も配慮すべき構成要素とは考えにくいため誤りです。

4.正 買い物の支払いを介護福祉職が行っているのを改善すべきです。

5.誤 Gさんは自身で買い物をすることはできるため誤りです。

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