介護福祉士の過去問 第25回(平成24年度) 生活支援技術 問49
この過去問の解説 (3件)
正解は「背部を拭くときは、健側を下にする。」です。
各選択肢については以下のとおりです。
選択肢1. 背部を拭くときは、健側を下にする。
もし、麻痺側を下にすると身体を拭くときの体勢によって下に圧力がかかってもそれに気づかない可能性があります。
選択肢2. 40℃のお湯を準備する。
清拭の場合はタオルがすぐ冷えてしまいます。そのため55℃くらいのお湯を用意します。
選択肢3. 目尻から目頭に向かって拭く。
目は涙管を目脂でつまらせないように、目頭から目尻に向かって拭きます。
選択肢4. 上腕は、手関節を下から支えて拭く。
手関節とは手首のことです。手首だけでは腕は安定しません。肘関節から下を支えます。
選択肢5. 皮膚についた水分は、最後にまとめて拭きとる。
皮膚についた水分は、こまめにふき取ります。水滴が残っていると気化熱となり体温を奪う原因になります。その結果、風邪をひきやすくしてしまうことも考えられるからです。
正解は「皮膚に水滴が残っていると、気化熱ですぐ身体が冷えてしまうので、その都度ふき取ります。」です。
選択肢1. 背部を拭くときは、健側を下にする。
健側でなく、麻痺側を下にしてしまうとうまく体を支えられなかったり、圧迫に本人が気が付かない事があります。
選択肢2. 40℃のお湯を準備する。
40度で適温な気がしますが、清拭だとタオルがすぐ冷えるため、やや熱めの55度くらいが適しています。
選択肢3. 目尻から目頭に向かって拭く。
目は、涙管を目やにでつまらせないように、目頭から目尻に向かって拭きます。
選択肢4. 上腕は、手関節を下から支えて拭く。
手関節だけでは腕が安定しづらいので、ひじ関節や腕全体を持ち上げた方が適しています。
選択肢5. 皮膚についた水分は、最後にまとめて拭きとる。
皮膚に水滴が残っていると、気化熱ですぐ身体が冷えてしまうので、その都度ふき取ります。
正解は「背部を拭くときは、健側を下にする。」です。
選択肢1. 背部を拭くときは、健側を下にする。
○
選択肢2. 40℃のお湯を準備する。
× すぐに冷めてしまうので、熱めに用意します。約55度が適温です。
選択肢3. 目尻から目頭に向かって拭く。
× 目頭から目尻に向かって拭きます。この時、力は入れません。
選択肢4. 上腕は、手関節を下から支えて拭く。
× 手関節だけを支えるのではなく肘関節を下から支えます。
選択肢5. 皮膚についた水分は、最後にまとめて拭きとる。
× 皮膚についた水分はこまめに拭き取ります。気化熱で体冷えてしまいます。
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