介護福祉士の過去問
第25回(平成24年度)
生活支援技術 問51

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問題

介護福祉士国家試験 第25回(平成24年度) 生活支援技術 問51 (訂正依頼・報告はこちら)

耳、鼻の清潔保持の介護に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
  • 耳垢(耳あか)が取りにくいときはピンセットを使う。
  • 乾燥した耳垢(耳あか)は綿棒で湿らせてから取る。
  • 綿棒は内耳まで入れる。
  • 鼻は左右同時にかむ。
  • 鼻毛は毛抜きで抜く。

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この過去問の解説 (4件)

01

正解は2です。
乾燥した耳垢は綿棒で湿らせてから取ると、
される側が痛くなく、きれいに取る事ができます。

この問題も、自分がされる方になって考えるとおのずと正解がわかると思います。
1→耳の穴にピンセットは穴に対し大きいですし、耳の内部を傷つける恐れがあります。
3→耳掃除は耳の入り口から見える範囲がいいです。内耳とは耳の鼓膜の内側なのでそこまで入れたら鼓膜が破れてしまいます。
4→耳の圧に負担がかかるので片方ずつかみます。
普段一般的に行っている行為です。
5→鼻毛は太い為、毛抜きで抜くと炎症をおこしやすいです。専用のカッター・はさみを使用しましょう。

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02

正解は2です。湿らせる際、一番いいのは耳鼻咽喉科でていねい水(耳垢水)を処方してもらい、それを使うのがいいです。

各選択肢については以下のとおりです。
1→ピンセットを使うと、耳の中を傷つけるおそれがあります。耳垢がとれないときは、耳鼻咽喉科を受診すべきです。
3→耳の構造は外側から外耳・中耳・内耳となっています。内耳まで入れるというのは奥深くまで入れるということになり、誤りです。内耳は鼓膜の内側なので鼓膜を破ることになります。通常、めやすは耳の入り口から1センチ程度です。
4→鼻と耳はつながっているので、左右同時にかむと中耳に圧力がかかり鼓膜を損傷するおそれがあります。
5→鼻毛は専用のはさみやカッターを使います。毛抜きで抜くと、毛根部分が炎症を起こす可能性があります。

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03

固く固まった耳垢を取るときは、綿棒にベビーオイルをつけ、耳の中を湿らせ、傷つけないように取る。

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04

正解は「2」です。
乾燥してパサパサしている耳垢はベビーオイルなどで濡らしてから、除去しましょう。
この場合の耳垢の除去は難しいので、無理をしないようにしましょう。

不正解
「1」・・・耳専用のピンセットがありますが、この問題は「取りにくい」と記載されております。
取りにくい時は耳鼻咽喉科の受診を勧めます。

「3」・・・内耳まで入れてしまうと、鼓膜を傷つける恐れがあるため、これは不正解です。
綿棒を入れる際は耳穴から約1.5cmまでと覚えておきましょう。

「4」・・・両方の鼻を同時にかむと細菌やウイルスが奥に入ってしまい、副鼻腔炎や中耳炎になる恐れがあります。

「5」・・・鼻毛だけでなく、毛を引き抜くと皮膚を傷つけ、そこから細菌が侵入し、毛嚢炎になる恐れがあります。

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