介護福祉士の過去問
第25回(平成24年度)
介護過程 問62
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問題
介護福祉士国家試験 第25回(平成24年度) 介護過程 問62 (訂正依頼・報告はこちら)
食事の摂取量が急に減少した利用者のアセスメントに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 栄養状態が悪くなるので、食事を残さず食べることが必要である。
- 食べないと免疫力が低下する恐れがあることを、説明する必要がある。
- 経管栄養を行うことを、医療者と検討する必要がある。
- 最近の言動の変化について、観察する必要がある。
- 自然に摂取量が増えるのを見守る必要がある。
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この過去問の解説 (3件)
01
介護過程におけるアセスメントは、情報収集・事前評価の段階です。
利用者様ご本人によって表現された感情や意見などの主観的情報や、ご家族や周囲からの情報や観察による客観的情報を集め、分析し計画へとつなげます。4は、食欲低下の原因が何かを分析しようとする態度です。
1,2,3はどれも大切なことですが、アセスメントの段階ですべきことではありません。この場合のアセスメントでは、食事の摂取量が急に減少した原因について情報収集、分析する必要があります。
5は「見守る」とあるので、何もせず待っているという行為のため、不適切です。
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02
設問ではアセスメントの段階なので、まず今の利用者の現状の観察・状況の把握が必要です。
食欲低下の原因として、精神的な変化などがないかを言動の変化で観察してみる必要があります。
1、2、3、5の解答文はどれもアセスメントの段階で実施するのは早すぎるものばかりです。
これらはアセスメントの結果に計画、実施する事です。
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03
まずは食事量が減った原因を特定しなければなりません。そのために最近の言動の変化に注目し、観察することが必要です。
1.原因が分からない状態で、無理に食事を食べさせることはできません。
2.アセスメントの段階で行なうことではありません。
3.原因を特定することが優先されます。すぐに経管栄養を検討するのは不適切です。
5.自然に摂取量が戻るとは限りません。状況をさらに悪化させる可能性もあり、不適切な判断です。
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