介護福祉士の過去問
第25回(平成24年度)
介護過程 問63

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問題

介護福祉士国家試験 第25回(平成24年度) 介護過程 問63 (訂正依頼・報告はこちら)

夜間はおむつに排泄していた利用者が、ポータブルトイレで排泄することを目指して、介護計画を立案した。介護目標の記述として、適切なものを1つ選びなさい。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。
『目標指向的介護の理念と実際』の著者・大川弥生氏によれば、自立に向けた支援は「する”活動”」(活動の目標)に向けて「できる”活動”」「している”活動”」に働きかけていることをめざすことだといいます。つまり、記述表現として「~できる」という表現で、利用者本人が主体的に取り組む内容にすべきです。

各選択肢については、以下のとおりです。
2→「理解させる」というのは「介護者が利用者を」ということなので、利用者本人の主体的なものではなく、介護者の立場からのものとなっています。そのため、不適切です。
3→ポータブルトイレをベッドサイドに置くのは、目標ではなく、支援内容です。
4→「介護をする」という表現も2同様、「介護者が利用者を」ということなので、利用者本人の主体的なものではありません。
5→「排泄させない」というのは、介護者の思いであり、利用者本人が主体的に取り組むものではありません。そのため不適切です。

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02

正解は1です。
介護計画は利用者本人が主体的に取り組む事なので、利用者の目線からの目標になります。

2→これは介護者からの目線の目標になってしまいます。
3→ポータブルトイレをベッドサイドに置くことは目標ではないですね、支援内容となります。
4→これも介護者目線の目標となっています。また、状況によっては介護者が介護しなくてもポータブルトイレを利用できるようになるかもしれない可能性にも考慮されていません。
5→これも介護者目線です。また、「~させない」というネガティブな目標は良くありません。

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03

正解は1です。

夜間おむつだった利用者が、ポータブルトイレで排泄できることを目指すので、介護目標は1の「夜間はポータブルトイレで排泄できる」が正解になります。

2.3.4.介護士が行なう内容が記載されているだけで、介護目標になっていません。

5.ポータブルトイレでの排泄はあくまでも目標であり、おむつでの排泄を禁止するものではありません。

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