介護福祉士の過去問
第25回(平成24年度)
障害の理解 問89

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問題

介護福祉士国家試験 第25回(平成24年度) 障害の理解 問89 (訂正依頼・報告はこちら)

片麻痺のある人が自走用標準型車いすを自分で操作しやすくする方法として、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 背もたれの高さを肩の高さと同じにする。
  • 健側のブレーキレバーを延長する。
  • 肘当ての高さを介護用グリップの高さと同じにする。
  • 肘当てをデスクタイプにする。
  • 健側足底部が床に着くように、座面の高さを設定する。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は5です。
健側足底部が床につくことで、健足を使って車いすを動かすことができます。それだけでなく、安全だったり、介助する人も効率的だったりと意味のあることです。

各選択肢については、以下のとおりです。
1→背もたれの高さは、座面から肩甲骨までの高さが標準です。背もたれの高さを高くしても操作はしやすくなりません。
2→片麻痺がある場合、患側のブレーキレバーを延長します。
3→肘あての高さは、座面から肘までの高さが標準です。高くすると操作しにくくなります。
4→デスクタイプとは、机に肘あてがあたらないように短く設定されているもののことです。目的が違うものなので、操作とは関係ありません。

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02

正解は5です。
自走するには、健側の足が床につくことが必要ですね。もし他の解答文の意味が良くわからなくても、5を読めばこれは正しい、とわかると思います。

1→背もたれが肩の高さまできても自走のしやすさには直接影響しません。むしろ上半身が動かしにくくなりそうですね。
2→ブレーキバーを延長するのは麻痺側です。
健側は短くても動かすのに不便はありません。
3→介護用グリップとは車いす後ろにある介護者が持つグリップのところです。その高さまで肘当てを上げてしまうと高すぎて乗りにくくなります。
4→肘当てをデスクタイプにしてしまったら自走がしにくくなります。デスクタイプだと幅をとるからです。

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03

正解は5です。

自走型標準型車いす、ということですので、片麻痺のある方が自分で動かすには、手でホイールを回すよりも動く方の足で漕ぐ形になるということが想像できます。

そうなると、足の裏がつかないと有効な力がかからずに前に進まず、場合によって足を巻きこんでけがをすることになりますので、5が正解であることがわかります。

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