介護福祉士の過去問
第24回(平成23年度)
発達と老化の理解 問74
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問題
介護福祉士国家試験 第24回(平成23年度) 発達と老化の理解 問74 (訂正依頼・報告はこちら)
高齢者の気分障害(mood disorder)に関する次の表記のうち、正しいもの を一つ選びなさい。
- 双極性感情障害(bipolar affective disorder)は老年期に初発することが多い
- 抑うつ気分は若年者と比べ重度であることが多い
- 感情失禁を伴うことは少ない
- 老年期うつ病(senile depression)は身体症状と関連することが多い
- 年齢が高くなるほど自殺率も高い
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この過去問の解説 (3件)
01
選択肢1→双極性感情障害は20代から30代で初発することが多いです。
選択肢2→抑うつ気分は高齢者よりも若い人の方が重度であることが多いです。
選択肢3→高齢者の方が若年層に比べて感情失禁を伴うことが多いです。
選択肢4→正しいです。また、身体症状だけでなく、生活の変化など環境面も大きく関与します。
選択肢5→自殺率のピークは60代です。70代から80代では減少します。
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02
老年期うつ病は、抑うつ症状だけでなく、めまいや耳鳴り、ふらつき、手足の痺れ、頭痛、肩こり、腰痛、胃部不快感、便秘などの身体症状の訴えが多いと言われています。
本人が「老化現象の一部であろう」と判断して誰にも相談しなかったり、医療機関受診の際に抑うつ症状については申し出ず、身体症状だけを訴える場合も多い為、悪化してしまうケースも少なくありません。
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03
高齢での気分障害は、抑うつ状態が目立たないこと、身体的機能に対しての不安愁訴、感情失禁が伴いやすいことが特徴です。
自殺率は、中年層が最も多いとなっていますが、年齢に比例するものではありません。また、双極性障害(躁うつ病)の発症は20代前半に多くみられます。
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