介護福祉士の過去問
第23回(平成22年度)
介護技術 問83

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問題

介護福祉士国家試験 第23回(平成22年度) 介護技術 問83 (訂正依頼・報告はこちら)

一人暮らしのEさん(80歳)は屋内は伝い歩きをし、調理はいすに座って行っている。
Eさんの台所の環境整備として、最も適切なものを一つ選びなさい。

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この過去問の解説 (3件)

01

1:× 部分敷きのマットはつまずく原因となる。そのため転倒する可能性がある
2:○ 床材を滑りにくいものにすることで転倒を防止することができる
3:× 調理台を低めにしたほうがよい。高めにすることで作業が行いにくくなる。
4:× いすに座って調理するため、シンクは浅めにしたほうがよい。シンクを深くしてしまうと物が取りにくくなる
5:× 伝い歩きをしているため、調理台と食卓の間は近づける。

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02

一人暮らし、屋内は伝え歩き、調理は椅子に座って行う、ということから読み取れるのは、Eさんは足が不自由だということと、何かあった際にすぐに助け起こすことができないということです。

台所で椅子に腰かけて家事をすることにより、つい立ち上がった際などに転倒するリスクが想定されるため、少しでも足元が安定するように床材の材質を検討することは極めて重要です。

1はかえって足元を不安定にし、転倒リスクを高めます。
3~5については、ご自分で一度椅子に腰かけて台所仕事をしてみると、全く反対のことを提案していることがよくわかります。

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03

1:誤り。部分敷きマットを敷くと、その部分に段差が生まれるだけでなく、マット自体が滑り転倒する恐れがあります。
2:正しい。EさんのADLからすると、床材を滑りにくいものにするのは適切です。
3:誤り。Eさんは椅子に座って調理をするため、調理台が高いと調理がしにくく、事故の元になります。
4:誤り。Eさんは椅子に座って調理をするため、シンクが深いと調理がしにくい。よって、浅めにするのが適切です。
5:誤り。Eさんは屋内を伝い歩きをしているので、調理台と食卓への動線を充分に確保する必要があります。よって、この間を近づけることは効果的です。

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