介護福祉士の過去問
第23回(平成22年度)
形態別介護技術 問109

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問題

介護福祉士国家試験 第23回(平成22年度) 形態別介護技術 問109 (訂正依頼・報告はこちら)

精神障害のある人の支援として、最も適切なものを一つ選びなさい。
  • 「食べ物に毒を入れられた」と訴えたので、「誰が入れたのですか」と聞く。
  • 気分障害の場合、朝起きられない時は覚醒するまで起こす。
  • 「薬のせいで調子が悪くなる」と訴えたので、「様子を見ましょう」と話す。
  • 利用者の言っていることが理解できない場合は、分からなくてもうなずく。
  • 部屋が掃除されていない場合は、利用者の了解を得て掃除をする。

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この過去問の解説 (3件)

01

1:× 「誰が入れたのですか」と聞いてしまうことは妄想を助長する可能性がある
2:× 無理に起こすことはしないことが望ましい。ペースを崩さない
3:× 薬剤については、医師に相談する必要がある。
4:× 利用者の言っていることが理解できないときには、聞き返して理解する。
5:○ 部屋が掃除されていない場合は、利用者の承諾を得てから掃除をすることが重要である。または一緒に行うのが良い

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02

正解は5です。
たとえ精神障害があり理解力が乏しかったとしても、無断で部屋を掃除することは人権侵害に当たります。必ず掃除してよいか確認を取りましょう。
1.妄想に伴う発言に返答をすると、妄想を助長し、固定させてしまいます。
2.気分障害で起きられない場合は、無理に起こさない方が良いです。医師の診察を仰ぎ、昼夜の別がつきやすいよう内服コントロールを依頼しましょう。
3.薬のせいで調子が悪くなるのであれば、調整が必要です。
4.言っていることが理解できないときは、きちんと聞き返して理解するよう努めましょう。

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03

解答 5
環境の変化に適応しにくく、些細なことであっても利用者さんには重大であることがあります。掃除や整頓は利用者さんの了承を得て、一緒にいるときに行うのが良いでしょう。

1.妄想を助長させてしまいます。しかし、否定することも利用者さん独自の世界を否定することになるので、肯定も否定もしないようにします。

2.気分障害でのうつ状態のときは日常生活ができないほどに体が動かなくなる時があります。無理に起こさず、精神的な安静を保てるように配慮します。

3.精神障害の利用者さんが服用している薬には副作用がみられることもあるので、体の状態に合わせた薬の調整が必要です。

4.理解できるように聞き返しをしますが、その際にはしつこく聞き返したり、威圧的にならないようにするなど、配慮します。

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