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介護福祉士の過去問 第23回(平成22年度) 形態別介護技術 問113

問題

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次の事例を読んで、問題について答えなさい。
【事例】
Jさん(72歳、女性)は活動的で友人と買い物や旅行などによく行っていた。娘(40歳)は働いているため、Jさんは家事全般を引き受けていた。しかし、4か月前に路上で転倒し、大腿骨頸部骨折(をした。入院治療を行 い退院し、多少は歩くことができるようになったが、要介護1と認定され、訪問介護が導入された。退院後のJさんは気力の低下が著しく、家から出ることが少なくなったが、友人が毎日Jさんを訪問していた。この頃からJさんはいらいらしやすい、気が焦る、よく眠れないと訴えるようになった。病院受診の結果うつ病と診断され内 服治療が開始された。最近はちょっとしたことをあれこれ心配し、「お腹が痛むから、がんではないかしら…」 と言い出した。

【問題】
訪問介護員のJさんへの支援として、適切なものを一つ選びなさい。
   1 .
病気は良くなる一方だと説明した。
   2 .
気分転換のため散歩に誘った。
   3 .
朝方には気分が良くなると説明した。
   4 .
十分に休養をとるように話し合った。
   5 .
一人になれるようにそっとしておいた。
( 介護福祉士国家試験 第23回(平成22年度) 形態別介護技術 問113 )
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この過去問の解説 (3件)

41
正解は4です。
心気症状は、不安障害やうつ病を合併することが非常に多いと言われています。
Jさんも実際にうつ病として内服加療が開始になっています。
この場合は、気分転換よりは休養が必要です。
一人にすると自殺企図などの可能性もありますので、Jさんの話を傾聴しつつ気持ちが落ち着くように側にいて差し上げることが望ましいです。
いくら言葉で何ともないと説明されても納得できないのが心気症状ですので、あまりくどくどと介護者側から言葉をかけると逆効果です。

付箋メモを残すことが出来ます。
21
1:× 病気の診断を行うのは医師である。
2:× 多少歩ける程度であれば、散歩が身体の負担となる可能性がある
3:× 訪問介護員は病気の診断を行わない
4:○ 訴えをきき、十分に休養をとるように促す
5:× 一人でそっとしておくのはあまりよくない

12
解答 4
Jさんは心気症状の訴えがあります。(心気症:自分が病気ではないかと不安になる症状)

1.3 心気症状がある方に「良くなる」「大丈夫」と声かけしても不安をぬぐいきれません。また、診断は介護員はできません。

2. 身体機能を超えた運動は過負荷になります。

4.5 心気症状の訴えがあった場合には、傾聴することが望ましいです。誰かに聞いてほしいという欲求があるため、一人でそっとしておくのではなく傾聴し話し合いましょう。

補足:心気症状の訴えに対して真向から病気である可能性を否定するのではなく、話をまず聞いてその方の苦しさを汲んであげることが望ましいとされています。また、心気症での症状(この場合は「お腹が痛い」)について「良くなってきた」と指摘すると悪くなる傾向もあるので注意が必要です。

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