介護福祉士の過去問
第22回(平成21年度)
介護技術 問88
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問題
介護福祉士国家試験 第22回(平成21年度) 介護技術 問88 (訂正依頼・報告はこちら)
自分で体位変換ができない利用者の介助に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。
- 痛みがあるので体位変換は行なわなかった。
- 眼を閉じていたので声をかけずに体位変換を行なった。
- 身体とマットレスとの間にできた空間はそのままにした。
- 今の状態を楽だと言ったので4時間後に体位を変えた。
- 利用者が心地よいと感じる体位にした。
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この過去問の解説 (3件)
01
1⇒痛みがある場合にこそ体位交換をきちんと行わないと、利用者の好みの体位ばかり取ることになり褥瘡の危険が高まります。痛みが出ないように配慮しながら適切な体位交換を行いましょう。
2⇒目を閉じているからといって眠っているとは限りません。急に身体に触られたら驚いてしまいます。
3⇒身体とマットレスの間は極力すき間ができないようにするべきです。
4⇒利用者には大抵好みの体位があります。褥瘡予防のためにそれ以外の体位も万遍なく取る必要がありますので、特定の体位の時間が長くならないように心がけましょう。
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02
1.× 痛みがあるからと同じ体位では、一部分に負荷がかかり褥瘡ができてしまいます。本人の痛みが少ない体位交感の方法、体位を考えましょう。
2.× 体位交感だけではなく、介助時はすべての行動の前に声かけを行います。目を閉じているからといって必ずしも眠っているわけではありません。
3.× クッションを間に挟むなどして、空間は作りません。楽な姿勢になれるようにポジショニングを整えます。
4.× いくら楽といっても4時間も体位交感をしないのはいけません。2時間に1回行うのが基本です。
5.○
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03
本人が安楽だと思う、感じる姿勢にする事が大切です。
不正解とその解説
「1」・・・痛みがあるからといって体位変換を行わないと、皮膚トラブルの原因になります。
「2」・・・援助に入る前には、必ず声掛けが必要です。
「3」・・・身体とマットレスの間に空間ができた場合は、そのままにせず、空間にクッション等を挟むようにしましょう。
「4」・・・楽だと訴えがあっても、そのままにしておくと皮膚トラブルの原因になります。一般的には2時間おきと言われています。
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