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介護福祉士の過去問 第22回(平成21年度) 形態別介護技術 問116を出題

問題

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次の事例を読んで、問題について答えなさい。
【事例】
右利きの女性、Jさん(38歳)は、1年前に交通事故で脳の右半球に損傷を負い、重度の片麻痺と高次脳機能障害と診断を受け た。3か月前より、身体障害者更生施設に入所している。日中活動では立位安定の機能訓練が行われている。食事は自立している が、排泄、入浴などの日常生活には介助が必要である。午後は、自分で車いすを操作し、花壇の見えるところまで室内を移動して る。休日には夫と娘が面会に来ており、一緒に野外の散歩を楽しんでいる。

【問題】
花壇を見ていたJさんが車いすから立とうとして転倒した。転倒防止に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。
   1 .
立位動作の支援は訓練時に限定する。
   2 .
車いすにY字帯をつける。
   3 .
車いすに離床センサーをつける。
   4 .
日々の散歩の付き添いは家族に任せる。
   5 .
車いすの使用時間を限定する。
( 介護福祉士国家試験 第22回(平成21年度) 形態別介護技術 問116 )

この過去問の解説 (3件)

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正解は3です。
車いすに離床センサーをつけると、Jさんが立ち上がったときに介護従事者がJさんの動きを知ることができるため、転倒防止の迅速な対応につながります。

各選択肢については、以下のとおりです。
1→立位動作の支援は、訓練時だけに限らず、必要な場面で行います。
2→Y字帯をつけることは身体拘束にあたります。
4→家族がいないときは介護従事者が付き添います。
5→車いすの使用時間を限定することは、活動エリアを狭めてしまうことにもつながります。不適切です。
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正解は消去法で「3」となります。
まず、車いすなのに離床センサー?という疑問があります。「用具は正しい使い方で使う」ということへの理解を問う問題であれば、この時点で不適切です。
問題で想定していると考えられるものは、一般的に「体動センサー」などと呼ばれます。

また、センサーでJさんが立ち上がったことに気づいてから、介護者がかけつけても間に合わないように考えられます。
Jさんが既に転倒してしまったという事実と、高次脳機能障害があることを考え合わせると、この時点では常に見守りが必要であり、常に見守るのですからセンサーは必要ないかと思います。

ただ、その他の選択肢が明らかな誤りであるため、「3」が正解です。

1.×。立位動作の支援はすでに日常生活の場面にも取り入れられていますから、訓練時に限るのは不適切です。

2.×。Y字帯の使用は身体拘束にあたります。他に転倒を防ぐ方法がないなど、どうしても必要である場合以外は使用できません。この状況での使用は不適切です。

4.×。見守りを必要としている状況で、休日しか来られない家族に任せるというのは不適切です。

5.×。車いすの使用時間を限定することは、活動性を低下させ、本人の機能訓練への意欲の減退にもつながってしまい、不適切です。
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正解は3です。

転倒防止のためといっても、行動や動作を制限する、①、②、④、⑤のような対応は適切ではありません。
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