介護福祉士の過去問
第21回(平成20年度)
リハビリテーション論 問22

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

介護福祉士国家試験 第21回(平成20年度) リハビリテーション論 問22 (訂正依頼・報告はこちら)

次の記述のうち、廃用症候群に該当するものの組み合わせを一つ選びなさい。

A 変形性関節症
B 褥瘡
C 貧血
D 能力低下
  • A B
  • A C
  • B C
  • B D
  • C D

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。
廃用症候群とは、寝たきりなどにより体を動かさないことによって骨がもろくなる、筋力低下、心肺機能の低下、床ずれ、認知症・抑うつなどの精神症状が現れるものをいいます。
変形性膝関節症と貧血は、もともと病気として存在しているものなので、廃用症候群とは関係ありません。

参考になった数35

02

長時間の寝たきりで起こる心身の低下を廃用症候群といいます。そして廃用症候群と関係のあるものはB褥瘡とD能力低下です。
介護職員として適度に体位交換を行うことや、声掛けを行うこと(気持ちの変化に繋がる可能性があるため)で予防にもなります。

参考になった数11

03

A ×…変形性関節症は、加齢などが原因で関節の形状が本来のものから変わってしまう疾患です。廃用症候群によって、生じるものではありません。

B ○…褥瘡は、主にベッド上で体の向きを変えずに長時間過ごすことで、体の一部に荷重がかかってその部位の血流が悪くなり、組織が壊死してしまう状態です。廃用症候群の代表的なもののひとつです。

C ×…貧血は、血液中のヘモグロビン濃度が低下した状態で、体に十分な酸素が行きわたらなくなってしまいます。病態の一つであり、廃用症候群には含まれません。

D ○…寝たきりや不活発な状態が続くと、歩けなくなるなど、もともとはできていた身体的な能力の低下を生じます。廃用症候群の一つです。


したがって、正しい組み合わせは「4」です。

参考になった数8