介護福祉士の過去問
第21回(平成20年度)
家政学概論 問51

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問題

介護福祉士国家試験 第21回(平成20年度) 家政学概論 問51 (訂正依頼・報告はこちら)

高齢者の衣生活に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。
  • 高齢者は、地味な色柄のものを選ぶのが良い。
  • 既製服のズボン丈や袖丈については、大半の高齢者に合うものが豊富に出回っている。
  • 高齢者の衣類には、ゆとり量が少ないものが適している。
  • 更衣動作に配慮し、開閉部やアームを工夫したものが着やすい。
  • 型崩れの少ない、硬めの素材が適している。

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この過去問の解説 (5件)

01

正解は4です。

正解以外の各選択肢については以下のとおりです。

1→その方にあった明るい色を選びます。色は心理面で効果を与えるといわれています。例えば、赤には、人を元気にする力があるそうです。また、交通安全の面からは黄色がいいといわれています。

2→高齢者の場合、既製服でその人に会ったものを選ぶのは大変です。腰が曲がったり、膝が曲がったりと身体的にも個々に違いがあるため、若者の場合と比べると難しいです。

3→動きがとりやすい、ゆったりしたものが高齢者に向いています。

5→柔らかい素材が向いています。硬い素材は伸縮性がないため、動きが制限されるからです。

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02

正解は 4 です。

1:高齢者であってもその人の好みに合わせた衣服を選ぶことが重要です。またどちらかというと明るい色合いの服を選んだ方が、自動車や自転車等の運転者の目につきやすく、事故防止になります。

2:高齢者の服だけではなく、既製服は基本的に「一般的なサイズ」で取り揃えていますので、中々ぴったり合う服を見つけるのは難しいと言えます。場合によってはすそ上げなどが必要な事もあります。

3:あまり締め付けられるようなぴったりした服は、動きが制限されてしまう事があるので極力避けます。

5:動きが制限されにくく肌触りの良い柔らかめの素材が適しています。

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03

1 好みに合っている色柄を着る喜びや楽しさはとても重要です。また、明るい色柄の着衣の場合には路上での事故防止に役立ちます。
2 高齢者の既製服は、消費者の要望に合ったものはまだ多くないのが実情です。
3 動きや着替えのため適度なゆとりのあるものが適しています。
5動きの制限がされにくく肌触りのよい柔らかめのもの、清潔を保ちやすい素材が適しています。

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04

正解は4です。
例えばズボンが下げにくく排尿が間に合わないといったこともありますので、本人の状態に応じた衣類を選ぶ必要があります。

1.本人の好みの色にすることがよいです。

2.人によっては円背がひどくなったりと市販ではサイズが合わない場合もありズボンの丈を変えたりと工夫をしている人が多いです。

3.高齢者の衣類は大きすぎたりズボンの丈が長すぎたりはいけないがゆとりのあるものがよいです。

5.硬めの素材は皮膚が擦れてしまう場合がありますのでやわらかめの素材を選びましょう。

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05

正解は4です。

1.本人の好みに合ったものを選ぶのが最重要ポイントです。

2.個人に合った衣類を得ようとすればオーダーメイドが必要となるのは、高齢者に限ったことではありません。また高齢者の場合は関節の可動域や曲がり具合など、若年者よりも個人差が多くなります。

3.関節の硬化により可動域が狭くなっていることが多いため、ゆとり量の大きいものの方が向いていると言えます。

4.例えばボタン式よりマジックテープ式の方が着脱が楽で自立支援に向いています。(もちろん、本人がボタン式を希望するならそれを尊重する配慮も必要です)

5.硬めの素材の服は着ているだけで体の各所にストレスがかかります。普段着であれば、柔らかい素材の服の方が楽に着ていられます。

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