介護福祉士の過去問
第26回(平成25年度)
発達と老化の理解 問72

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問題

介護福祉士国家試験 第26回(平成25年度) 発達と老化の理解 問72 (訂正依頼・報告はこちら)

肝疾患(liver disease)に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
  • A型肝炎(hepatitis A)は、輸血後に発症することが多い。
  • B型肝炎(hepatitis B)は、慢性肝炎(chronic hepatitis)になることはない。
  • C型肝炎(hepatitis C)は、進行すると、肝硬変(liver cirrhosis)、肝がん(liver cancer)へと病態が変化していくことが多い。
  • E型肝炎(hepatitis E)は、日本国内のウイルス肝炎(viral hepatitis)の大部分を占める。
  • アルコール性肝障害(alcoholic liver injury)は、肝硬変(liver cirrhosis)に進行することはない。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 3 です。

1:A型肝炎は、糞便を介した経口感染がほとんどです。輸血による感染・発症が多いのは、B型肝炎とC型肝炎です。

2:B型肝炎は自然治癒する可能性が約95%と高いですが、逆に残り5%は持続感染となり、そのうち約10%が慢性肝炎を引き起こします。

4:E型肝炎はまだ国内ではほとんど発生していません。日本国内におけるウイルス肝炎はC型次いでB型が多いとされています。

5:アルコール性肝障害は「アルコール性脂肪肝」→「アルコール性肝炎」→「アルコール性肝硬変」の順に進行します。

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02

正解は3です。

C型肝炎はC型肝炎ウイルスの感染によって起こる病気です。血液を介して感染するため、感染者の血液に直接触れるようなことがなければC型肝炎になる恐れはありません。
進行すると、慢性肝炎、肝硬変、肝がんへと病態が変化していくことが多いと言われています。

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03

正解は 3 です。

1.× A型肝炎は経口的に感染するため、流行性肝炎とも言われています。

2.× B型肝炎は血液や体液を介して感染します。数ヶ月で完治する「一過性」と慢性肝炎に移行し、肝硬変や肝がんを発症する「持続性」とがあります。

3.○

4.× 主に衛生状態の悪い地域(国)で多くみられ、先進国ではあまり発症しないといわれていますが、近年発症数は増えています。日本ではB型、C型肝炎が多いとされています。

5.× 長期に大量飲酒を続けているとアルコール性肝線維症、アルコール性肝硬変になることがあります。

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