介護福祉士の過去問
第26回(平成25年度)
認知症の理解 問78
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問題
介護福祉士国家試験 第26回(平成25年度) 認知症の理解 問78 (訂正依頼・報告はこちら)
Cさん(66歳、女性)は、レビー小体型認知症(dementia with Levy bodies)を発症して、介護老人福祉施設に入所することになった。喫煙歴や高血圧症(hypertension)、糖尿病(diabetes mellitus)、脂質異常症(dyslipidemia)の既往はない。
入所中のCさんに認められる状態として、最も可能性の高いものを1つ選びなさい。
入所中のCさんに認められる状態として、最も可能性の高いものを1つ選びなさい。
- 施設内で、迷子になったり徘徊したりする。
- 他の入所者のものを盗んだり、人に迷惑をかけたりする。
- 日常の動作が遅くなったり、転倒したりする。
- 四肢に麻痺が出現する。
- 舞踏病様運動が出現する。
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この過去問の解説 (3件)
01
レビー小体型認知症は「認知症」と称されていますが実際はパーキンソン病に近い症状が現れます。
アルツハイマー型認知症の主な症状は記憶障害ですが、レビー小体型認知症では記憶障害は比較的軽く、幻覚や妄想といった症状にパーキンソン病のような運動障害が起こるのが特徴です。
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02
レビー小体型認知症が発症すると初期には幻視がみられ、次第に手の震え・筋肉のこわばり・体のバランスが取りにくくなるなどの症状がみられます。
また歩行時には、歩き出す一歩が出難くなったり、歩幅が狭くなることもみられます。
これらのことから、cさんには日常の動作の遅れや転倒の可能性が高くなります。
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03
レビー小体型認知症の症状として、幻覚や筋肉硬直などが見られます。パーキンソン病にもレビー小体が出現するといわれており、似たような症状がでます。筋肉硬直などから、日常の動作が遅くなり転倒が考えられます。四肢麻痺は末期に起こりやすいといわれています。
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